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「TikTokの設定ミスで」思わぬ反響、山之内すずが芸能界でチャンスを掴むまで

AbemaTVへの出演で一気にブレイクを果たす

すず 図らずも、TikTokの可能性を肌で感じた山之内さんは、数ヶ月の間にフォロワーがどんどん増え始める。  そして、2018年9月に投稿した「第一回言いなり選手権」という動画が大きくバズり、一気に3万人のフォロワーを獲得することに。  着実にTikTokerとして頭角を現してきた山之内さんにとって、転機になったのはAbemaTVの人気恋愛リアリティ番組「オオカミくんに騙されない」(2019年1月〜3月に放送)への出演だった。  番組出演以降、2019年春に上京してからは芸能活動に拍車がかかり、さまざまな芸能の仕事に携わるようになった。  当時を振り返りながら、ブレイクできた理由について「純粋に楽しめていたのが大きかったかもしれない」とし、こう山之内さんは語る。 「『オオカミくんに騙されない』の番組で一緒に共演した方たちは、俳優やモデルとしてすでに活躍している人ばかりでした。そんななか、私だけがTikTokerとして出演していて、芸能の仕事は初めてだったこともあり、ありのままの自分を見せれたというか。ショートカットで関西弁という素の姿で番組収録できたのが良かったのかもしれません」  2019年にはZoffやIndeedのCMへ出演したほか、「林先生の初耳学」(TBS)で地上波に初登場。  そして、2020年にPayPayのCMに抜擢されると、“PayPayの女の子”と脚光を浴び、「ヒルナンデス!」(日本テレビ)でレギュラーを務めるなど、活躍の場がさらに広がっていった。

「肩書きなんてなくてもいい」ありのままの自分を大切にする

 最近では、女優としてドラマや映画にもキャスト出演している山之内さんにとって、「インフルエンサー」と「女優」では、どちらを主軸に芸能活動をしていくのか。 「今までやりたいと思えることを、全力でやってきました。よく『すずって何をしている人なの?』と言われるんですが、逆にそれでいいと思っています。というのも私自身、芸能界へ不思議な入り方をしているため、肩書きなんてなくてもいいと感じていて。自分の素直な気持ちを大切に、これからもバラエティのほか、演技にも力を入れていきたいなと考えています」  1月15日に開催された佐賀のブランドいちご「いちごさん」のPRイベント「いちごさんどう発表会」では、いちごさんを使用した「いちごさんどミルクレープ」(アフタヌーンティー・ラブアンドテーブル 表参道にて提供)を試食。 「いちごさんは初めて食べたんですが、みずみずしくてジューシーな味わいが本当に美味しくて。いちご好きにはたまらないスイーツだと思います」と山之内さんは感想を寄せた。
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今年の抱負は「一期一会」
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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