更新日:2022年01月28日 14:53
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ド底辺キャバ嬢の年末年始、コロナ禍のタイへ行く。予約したホテルは閉鎖され…

入国はビックリするくらいスムーズも予約していたホテルが……

 タイでの入国は驚くほどスムーズでした。まずはタイ国内の位置情報追跡アプリをダウンロードし、荷物を受け取ると予約していた政府指定のホテルへ。タイランドパスを持っていると隔離がないのですが、政府指定のホテルでPCR検査を受けて翌朝に結果が出るまで部屋で待機しないといけません。  パタヤのホテルに到着し、鼻咽頭検査と唾液検査を受けた後、部屋に案内されました。部屋の前には夕食の弁当が用意されていて、部屋から出ることは許されないものの、必要なものがあればホテルスタッフが買い物に行ってくれるから快適。翌朝、部屋の電話にフロントから陰性と結果を伝えられたら晴れて自由の身。ホテルをチェックアウトし、あらかじめ予約していた別のホテルに向かったのでありました。
タイの隔離ホテル

広くてキレイだったタイの隔離ホテル。普通に泊まりたい! 写真/カワノアユミ

 しかし、ここでトラブル発生。なんと、予約したホテルが閉鎖されていたのです。途方に暮れていると近くの店の店員が系列のホテルに行くようにと教えてくれた。系列ホテルに行ってチェックインすることができたが、いまパタヤではこのようなことがよく起きているのだとか。旅行代理店で予約しても安心せずにホテルに直接確認したほうがいいかもしれませんね。

パタヤではカウントダウンが復活。ゴーゴーバーはただのキャバクラに!?

 大晦日、パタヤでは2年ぶりにカウントダウンイベントが開催されました。ようやく再開した飲食店もこの日だけは深夜1時までの店内飲食が許可され、街は大賑わい。特に盛り上がったのはカウントイベントが行われたコンサート会場。ただし、中に入るにはタイのワクチン接種証明書アプリと72時間以内の陰性証明書を提示する必要。そのためか、中に入る人は少なく会場周辺のパブリックビューイングで皆、盛り上がっていました。  コロナ前は多くの観光客が訪れたウォーキングストリートは、レストランやバーが少し復活。バービアやゴーゴーバーでも政府承認の「健康安全基準(SHA)」を取得すればレストランとしての営業が許可されたので、ドアを開けてオープンバー営業をしていました。ゴーゴー嬢は服を着たまま、ステージで踊ることもなく立ったまま客の横につき、キャバクラのような接客をしているのが印象的でしたね。
パタヤ

ものすごく密だったパタヤ・ツリータウン 写真/カワノアユミ

 そんな中、特に盛り上がっていたのがソイブッカオのツリータウンです。バービアやライブバーが密集するツリータウンは再開前からも闇営業をしており逮捕者も出ていたようです。ツリータウン入口では無料抗原検査が実施されていましたが、バービアは密でマスクをしていない欧米人客も多くて、コレはマズいんじゃ……と。
パタヤ

レストラン営業していたパタヤのボーイズタウン 写真/カワノアユミ

 なんてことを思っていたら、年末に盛り上がったツリータウンは年明けにかけて感染爆発。私は感染対策には十分気を遣っていたが、我ながらよく無事に帰ってこれたと思う。ちなみに、ウォーキングストリートの次にゴーゴーバーが密集するLKメトロはほとんどのゴーゴーバーが閉鎖されたままでありました。
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バンコクの今
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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