100円ショップで買える「タイ好きならピンと来る」ゲーム。40代おじさんが遠い目
おもちゃのラインナップも充実している100円ショップの「ダイソー」や「キャンドゥ」でジッパーで閉じてコンパクトに収納できるゲームのシリーズが売られている。
その中から面白そうなものをいくつか選んで購入し、ひとりで遊んでみることにした。「4つならべブレインゲーム」、「アンバランスタワーゲーム」、「スタッキングチェアーゲーム」(各税込110円)の3点である。
まずは4つならべブレインゲーム。6×7の升目のボードに2人で交互にコインを落としていき、先に自分の色のコインを縦、横、斜めのいずれかに4つ並べたほうが勝ちというゲームである。
これはタイに住んでいたことのある人ならば「あー、はいはい、あのゲームね」とすぐにピンと来るのではないだろうか(※筆者は以前、タイに住んでいた)。
タイでは女の子が接客するバーの多くにこのゲームが置かれていた。そして女の子が勝ったらドリンクを1杯奢らなくてはならないのだが、客が勝った場合は特になにもなしという理不尽なルールでプレイを迫られるのである。そのため、タイで女の子のいるお店に頻繁に飲みに行っていた人ほどこのゲームが上達してしまうのだ。
このゲームは2人用なので、ぼっちの僕はただボードにコインを落としてタイでの日々を懐かしむことしかできなかった。が、もし対戦をしたら日本国内ではおそらく負け知らずだろう。
次のおもちゃ。これは「アンバランスタワーゲーム」なんていう商品名を付けられてはいるが、写真を見てもらえればわかるとおり、完全にあのおもちゃである。ブロックを抜き取っていちばん上に積み重ねていき、先に崩した人が負けというルールも同じだ。
ブロックはプラスチック製で、サイズは本家のものよりもかなり小さい。そのため、指先では抜き取りにくいのでブロックを抜き取るためのスティックが付属している。が、これでブロックをそっと押して抜き取ろうとすると、ブロックが軽すぎるせいでそこから上の段もすべていっしょにズゾゾゾゾ……と動いてしまう。
本家には抜き取るブロック以外に触れてはならないというルールがあるが、これをこのゲームにまで適用するのは無理がある。上の段を手で押さえながらブロックを抜き取り、それをいちばん上に積み重ねていった。が、こんな地味な作業をひとりでやったところでなにも面白いはずがなかった。
コインを4つ並べたら勝ち
ブロックが軽すぎる
1
2
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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