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コンビニ飯だけで約10㎏減!常識を覆す「コンビニダイエッター」を直撃

炭水化物は「好きなだけ食べていい」

最近のお気に入りのファミマ「めんたいクリームパスタ」。紹介する商品の写真を美味しそうに撮るのも人気の秘訣だ

一方、ダイエットには天敵のように語られる白米(炭水化物)は、「初心者のうちは好きなだけ食べていい」とのこと。むしろしっかり炭水化物を摂ることで、「満腹感が生まれるだけでなく、筋肉が減少してしまうのを防ぐ効果がある」という。空腹をガマンする必要もないので、なんとも“ずぼら”向きのダイエット方法だ。では、実際に販売されているなかではどういったメニューがオススメなのか? 「個人的に大好きな、『大盛りチーズグラタン』は通年で売っているので、まず試してほしいですね。あと、最近おいしかったのはファミマの『めんたいクリームパスタ』です。『え、パスタなのにダイエット向き?しかもこんなに濃厚でうまいのに』って驚くこと間違いありません。また、商品単体ではなく、大手3チェーンの商品を組み合わせることで、よりメニューのバリエーションが出せます。例えば、セブンイレブンの『ナン』に、ローソンの冷凍食品『3種豆のチリコンカン』を乗せて、とろけるチーズとともにオーブンで焼いたら、まさに絶品でした。これでも脂質は合計7.5gです」

コンビニダイエットは「おいしいから続く」

毎日コンビニ飯だと飽きそうな気もするが、こうやってメニューを組み合わせれば、無限大のバリエーションが生まれるのだろう。 「今はコンビニでも弁当以外の冷凍食品や一品足しになるおかずのバリエーションが豊富なので、組み合わせれば様々なメニューが楽しめます。パッと見て、『これがダイエット向き?』と思うお肉たっぷりのメニューでも、実際に栄養素の表示を見ると脂質が15g以下だったりするので、コンビニに行ったら見てみてください」 気になる出費だが、「毎食500円以内に収めることも可能」とのこと。1カ月換算なら約4万5000円で、外食頼りの食生活をする人なら、むしろ安くなるかもしれない。 「過去には『1食300円以内で食べられるコンビニ飯50選』も紹介したことがあるので、出費を抑えることも可能です。また、最近はツイッターのフォロワーも増えてきて、よくDMでコンビニ店員さんから『ウチの商品を紹介してくださってありがとうございます。ツイートをPOPで紹介していいですか?』という嬉しい連絡をもらったりするんですよ」 コンビニ飯を追求しているうちに、いつの間にか「コンビニ各社は火曜日にから新製品をが入荷する」「FCオーナーによって並ぶ製品の傾向に偏りが出る」「このチェーン店が新ジャンルの商品を出してきたから、他社も追随して同ジャンルの製品を出してくるな」などなど、コンビニ自体への造詣が深まっていったという。 「最初はコンビニダイエッターだったのが、コンビニ研究家みたいになってきて、自分でもキャラが心配になっています(笑)。ただ、すこし困っているのは、各社が火曜日に新商品を入れるので『全部を食べ比べしなければ!』という勝手な責任感がツラくて……。もうやめるにやめられなくなっているので、月曜の夜が少々憂鬱です(笑)」 野生のコンビニ求道者は、今日も各店をハシゴして“ハント”に勤しんでいるのだ。 <取材・文/東田俊介> Katsuさん 普段はIT系の総合制作会社を経営する30代男性。「365日自炊ゼロダイエッター」を名乗っており、日々コンビニ飯をハントしてはツイートで紹介している。運動なし、コンビニ飯だけで5kg減を達成。その後、運動もプラスして8ヶ月目には9キロ減、体脂肪率は7.8%にまで減少。その間もちろん食事はコンビニ飯がメイン
大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
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