有名企業を早期退職した50代男性。“旅行系ユーチューバー”になるも登録者1000人で活動終了したワケ
最近、お気に入りのYouTubeチャンネルを視聴していると、多くのクリエイターから「広告収益が下がってきた」という声を耳にします。今回は、そんなYouTubeの世界に飛び込んで大後悔した男性のエピソードです。
某有名企業で営業職に就いていた徳井さん(仮名・51歳)。家族構成は、妻と一人息子の3人で、横浜郊外の新興住宅地でマイホームを構え、順風満帆な生活を送っていました。
ある日、徳井さんの会社が50歳以上の社員を対象に早期退職制度を導入したそうです。
「ニュースでよく見かける内容だったので、特に驚きはしませんでしたが、会社の経営に何か問題があるのではないかと逆に不安になりました。
しかし、よく考えると、私たちのような比較的高待遇の社員はむしろ負担になっているのだと気づきました。その思いが強くなるにつれ、居心地が悪くなっていきました」
そんな徳井さんの趣味は「海外旅行」であり、実は旅系のYouTube動画を観ることが大好きで、密かに憧れていました。
「息子も大学を卒業し社会人になったので、家のローンももう少しで完済することから、思い切って今回の早期退職制度を利用しようと妻に相談しました。すると、妻は意外にも私を後押ししてくれました」
妻の支援と息子の協力を得て、徳井さんはスムーズに退職手続きを進めたといいます。
「これほどワクワクした瞬間は人生で初めてです。大好きな旅行を通じて新たな生活を始められるのですから。しかし、準備や学ぶべきことが多すぎて、少し圧倒されている部分もありました」
退職手続きは約1週間で完了し、いよいよ自宅にこもって様々な旅行関連のYouTube動画を視聴する日々が始まりました。同時に、動画編集に適したパソコンや撮影機材を整えるために、かなりの時間をかけて選定作業を行ったそうです。
「ただ、必要な環境や機材を整えるには、予想以上の費用がかかることがわかりました。そのため、全てを新品で揃えるのではなく、半分ほどを中古品でまかなうことにしました」

※画像はイメージです。以下同
エリート社員が一念発起
善は急げであっさりと退職
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愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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