お金

「人生の裏技」を探す子供たち…ネットにはびこる“稼げる情報”の罪

全国の学校で「お金の授業」をする税理士の大河内薫氏による短期連載「人生を変える『お金の義務教育』」。その特別編として、“論破王”ことひろゆき氏との対談が実現。今回から2回にわたり、「お金の教育」を2人が徹底討論する!

「人生の裏技」を探す子供たちが増えている?「稼げる情報」の罪とは

――お二人は子供への「お金の教育」の必要性を伝えていますが、何を教えるべきでしょうか?
お金の義務教育

ひろゆき氏

大河内:僕は授業をする際に、「お金は単なる道具だよ」と必ず伝えます。お金に良いも悪いもなくて、あくまで使う人の問題だと。そういった、そもそもお金とは何か?という話や、いざとなったら使える制度を教えるべきだと思うんです。最近は「金融教育」がバズワードになっています。でも、“金融”だとファイナンスや投資なので、その前に教えることがあるよな、と。ひろゆきさんは著書で「ダメなお金の使い方を教えたほうがいい」と書いていましたね。   ひろゆき:本当は「お金を使わないで暮らすこと」を教えたいけど、小学生はそもそもお金を使わないから理解しづらいですよね。だから「賭け事や借金はダメ」というレベルのことしか言えない気がするんですよ。僕自身、子供の頃はお小遣いがなくお金を使わなかったのですが、それは特殊なケースだと思うので(笑)。 大河内:僕も手探りで授業をしているんですけど、教えた後は子供に会えないし、どんな影響を与えられたのかはわからないので、毎回「これでよかったのかな」と悩んでいます。そもそも、日本人はお金の話をしたがりませんよね。でも、僕は子供たちが将来的にお金の話をできるような大人に育ってもらいたいと考えているんです。 ひろゆき:それならお金で買えるものと買えないものに分けて教えるとか? 例えば、結婚相手や友達、ほかにも「将来、警察官になることは買える?」など、お金が万能ではないことを教えるのはいいことだと思いますよ。

「お金で一発逆転したい」という意識が世の中で強まっている気がする

大河内:すごくいいですね。ちなみに、ひろゆきさんは今、子供たちにも大人気ですが、お金の質問をされることも多いですか? ひろゆき:こないだ実家に帰ったら知らない小学生から年賀状が来ていて、「楽して儲けたい」なんて内容が書いてあったんですよ。なんでそれを僕に言うの?って話なんですが、そもそも、世の中に「お金で一発逆転したい」という意識が強まっている気がしてて。 大河内:なんか末期症状ですね……。「一発逆転」は、売り手が使うセールストークなのに、消費者側まで信じ込んじゃっているんですね。みんな、何か「人生の裏技」があると思っちゃっている。
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「楽して儲けたい」と真剣に願う小学生
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