カーライフ

なぜ、サンデードライバーはGWの大渋滞を引き起こすのか。運転メカニズムを考察

 

一定速度で走らないクルマ

車間距離

車間距離を開けても、前のクルマが頻繁にアクセルオフする場合、追いついてしまう場合がある

 左も右も詰まっているという際や、片側1車線の際に困るのが、「一定速度で走ってくれない」というクルマの存在です。    圏央道や地方の高規格道路のように、片側1車線、一定間隔で「ゆずり車線」があるといった場合、前のクルマを抜かしたくても抜かせません。  そんなときに、前方を走るクルマが一定速度で走ってくれない場合、そのすぐ後ろを走ると、その独特のアクセルオフに付き合うことになります。  一定速度で走らないクルマの特徴は、自由なところでアクセルオフをするという点です。例えば、制限速度が70kmの道路の場合、時速70kmでずっと走ってくれれば、とても走りやすいのですが、上り坂になったら60km、下り坂になったら80kmとなるクルマの後ろは非常に走りづらいわけです。  さらにひどいのは、坂でもない直線といったところでスピードダウンするクルマです。  例えば、一般道では、たまに道に迷っているクルマがいきなり遅くなるということがあります。その場合、道に迷っているクルマは「どこを曲がろうか」と思いながら走っているため、アクセルを踏んでいない状態。後ろのクルマはそのアクセルオフに気づかず、ブレーキを踏むことになります。それが高速道路上で繰り返されるのです。  例えば10秒アクセルオフすると、ゆっくりと減速するため、後ろを走っているクルマがそのアクセルオフに気づくのは、アクセルオフ開始したタイミングより数秒後。仮に5秒後だとすると、後ろのクルマがアクセルオフしたとしても、さらに減速している前のクルマに5秒で近づかないようにしなければならないわけで、エンジンブレーキ(アクセルオフ)だけでは対応できなくなります。

車間距離を開けても対応できない

 渋滞の原因を「車間距離を開けないドライバー」とする研究者がいますが、変なタイミングでアクセルオフするクルマの後ろを走ると、どんなに車間距離を開けても、エンジンブレーキを併用しても、ブレーキを踏まずに走るのは困難。2020年製造の新しめのメルセデス・ベンツの自動運転機能でも、変なタイミングでアクセルオフするクルマには対処(アクセルオフだけで巡航することが不可能)できていませんでした。  時速80kmで走っていたクルマが、不意なタイミングでアクセルオフして60kmまでスピードダウンしたならば、後ろを走っているこっちがそれに気づいてアクセルオフしたとしても、そのクルマに追いついてしまい、結果的にブレーキをすることになってしまうわけです。軽自動車のように、アクセルオフで減速しやすい車種の場合は、それなりに対処できるかもしれませんが、そうでないクルマの場合、どんなにアクセルオフしても、ギアを3速ぐらいにまで落としても、相手に近づいてしまいます。  そして、そのブレーキを見た後ろのクルマに、今度は、こちらが「下手くそ認定」をされるという可能性もあります。  また、不意なタイミングでアクセルオフする人のパターンを解読して、なるべくその人の運転に合わせて走ったとしても、自分の後ろを走っているクルマが、「私を下手くそ」と判断するせいか、一所懸命煽ってくるという場合があります。  結局、前に一定速度で走ってくれないクルマがいる場合、その変なアクセルオフのタイミングに合わせなければいけなく足がつかれますし、後ろからは煽られるという、踏んだり蹴ったりな状況になることがあります。
次のページ
サンデードライバーの対処法は…ある?
1
2
3
4
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート