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サッカー日本代表、パラグアイ戦は「アピールの場」。ピッチ上で何を表現できるか

ベストメンバー招集の機会は6月と9月

サッカー日本代表

アピールできる機会は残り2回。序列を崩す大番狂わせは起こるのか

 サッカー日本代表は3月24日に行われたアジア最終予選でオーストラリア代表に勝利し、「FIFAワールドカップ カタール2022」への出場権を獲得した。  これまでの本大会は6月開催が通例だったが、開催地カタールの暑熱が懸念され11月に開幕する。通例どおりだとJリーグはシーズン中だが、今回はやや日程を早めて本大会前に全日程を終える予定だ。また、日本代表メンバーの大半が主戦場とするヨーロッパはシーズン真っ只中でワールドカップのために一時中断期間を設けることになっている。  もちろん、日本代表チームの活動にも影響がある。現段階で11月の開幕までにベストメンバーを招集できる機会は6月と9月の2回しか残されていないのだ。7月下旬に中国代表、韓国代表、香港代表と対戦するEAFF E-1選手権があるが、この期間にヨーロッパのチームに所属する選手を招集できる権利はなく、メンバー入りを目指す国内組が最後のアピールをする場になるだろう。

6月の選出メンバーは?

 この6月にはパラグアイ代表、ブラジル代表と対戦するほか、ガーナ代表、チリ代表、チュニジア代表が参加するキリンカップが開催される。招集できるのがあと1回ということを踏まえると、今回の4試合で本大会のメンバーがほぼ決められることになるだろう。その本大会行きの切符を懸けた戦いに選出されたメンバーは以下のとおりとなっている。 GK 川島永嗣(RCストラスブール/フランス) 権田修一(清水エスパルス) シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/ベルギー) 大迫敬介(サンフレッチェ広島) DF 長友佑都(FC東京) 吉田麻也(サンプドリア/イタリア) 谷口彰悟(川崎フロンターレ) 山根視来(川崎フロンターレ) 板倉滉(シャルケ04/ドイツ) 中山雄太(PECズヴォレ/オランダ) 冨安健洋(アーセナル/イングランド) 伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)*初招集 菅原由勢(AZアルクマール/オランダ) MF/FW 原口元気(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ) 柴崎岳(CDレガネス/スペイン) 遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ) 伊東純也(KRCヘンク/ベルギー) 浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ) 南野拓実(リバプールFC/イングランド) 古橋亨梧(セルティック/スコットランド) 守田英正(CDサンタ・クララ/ポルトガル) 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ) 三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー) 前田大然(セルティック/スコットランド) 堂安律(PSVアイントホーフェン/オランダ) 上田綺世(鹿島アントラーズ) 田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ) 久保建英(RCDマジョルカ/スペイン)
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初招集は伊藤洋輝ひとり
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スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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