お金

偏差値30台大学卒の46歳男性、臨時収入2億円でFIREを決意するまで

「稼ぐ」という言葉に対する意識が変化

世界経済 2億円を得た2ヶ月後にFFCに入会したCさん。 「これまで先物取引で3日で数百万円を溶かしたり、地方銀行に言われるままに投資信託や仕組債を買ってきましたが、損ばかりしていたので、大金を得た今だからこそ、王道の資産運用を学ぶ必要があると思いました」  ここでCさんにとって人生で2回目のお金の勉強がスタートしました。 「マネースクールに入って驚いたのは、今までプライベートでも仕事でも“『稼ぐ』という言葉を使うと『ぼったくり』みたいに思われるのではないか?”というネガティブな意識があり、お金の話はタブーだと思っていました。しかし、マネースクールでは“稼ぐことは良いこと、お金の話は積極的にしましょう!”という教育だったので、180度マインドがチェンジしました。今では仕事やプライベートを問わず、普通にお金の話はします。それで変な目で見てくる人も時々いますが、そういう方とは関わらないようにしています」

FIRE達成後も会社員として働き続ける

 さて、運用の方ですが、2億円の現金が手に入ったからと言って、いきなり数千万円や1億円規模のお金を投資するのは恐怖心があります。しかしFIREを達成するには、しっかりと資金投入する必要があります。Cさんは、スクールの講師にうながされるままに、何度も繰り返し講座のビデオを見て勉強しました。知識が深まったことにより、次第に恐怖心が和らいでいき、最終的には恐怖が無い状態で投資することができたと言います。長期・分散の意味をしっかり自分の中に落とし込めたのが良かったのでしょう。  このような流れでCさんは原資が大きかったこともあり、FFC入会後4ヶ月でFIREを達成してしまいました。そんなCさんですが、せっかくFIREを達成したのに、のんびりすることもなく、すでに新しい仕事を始めています。 「税理士の資格を持っていたこともあり、税理士の事務所で会社員として働いています。税理士の実務経験を積むために今の事務所にお世話になっていますが、年内には退職して、来年には税理士事務所を開業する予定です。ゆくゆくは新規事業も売却を視野に入れています」  ちなみに次に事業売却に成功したら、海外移住を検討しているそうです。候補としてはタイ、マレーシアあたりです。海外移住したら仕事はせずに奥さんとお子様二人と悠々自適にFIREライフを楽しむつもりです。金融所得課税の税率が低く、物価はそこそこ安くて住みやすい国が良いとのことです。
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「お金の知識」を学び続ける姿勢
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金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。2021年10月4日(証券投資の日)に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)がある。

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