手取り年収300万円台の49歳女性が、資産運用開始から7ヶ月でFIREできた理由
株式会社バイアンドホールド 代表取締役社長の山口貴大と申します。YouTubeやSNSでは「ライオン兄さん」名義でお金にまつわる情報を発信しておりますので、すでに私のことをご存知の方は、そちらのほうが馴染みがあるかもしれません。
私は現在、「Financial Free College」(FFC)という金融と起業の総合マネースクールを経営しております。受講生の中で手取り年収300万円台のBさん(49歳・女性・独身)が、FFC入会から7ヶ月でFIREを達成しました。
安定した収入を得るために会社で働く多くの人が、一方では“いつまでこんなに忙しい日々を続けるのだろう?”という葛藤を抱えているかもしれません。Bさんもそんなひとりでした。
今回は、そこから抜け出したBさんの例を紹介します。
Bさんは手取り年収300万円台ということでしたが、じつはそれ以前は年収が高く、25年間勤めた会社では年収800万円台にものぼります。
彼女はコールセンターで働いていましたが、仕事の内容や労働時間はハードなものでした。「生活に必要なお金には苦労しなかった」と言いますが、前述のように“いつまでこんなに忙しい日々を続けるのだろう?”という不安を抱えていたそうです。
「年収700万円を境に所得税率が上がることに気付きました。こんなにガムシャラに働いて税負担が重いのではもったいない。あまりに効率が悪いので、25年間勤めた会社はスッパリ辞めて、マイペースに働くことに切り替えようと思いました。転職後の仕事も同じ職種ですが、新しい職場を選んだ基準は『家から近い』『残業がない』など自分にとって楽に働けることです」(Bさん、以下同)
転職後、年収は下がったものの、もともと贅沢をしないBさんは固定費を抑えていたので、お金には余裕があったそうです。とはいえ、資産運用の知識が無く、よく分からないままに外貨建ての保険、勤務先の持株会、ウェルスナビなどに分散しながら毎月積み立てをしていました。それらの積み立てをしていたにもかかわらず、毎月12万円も貯金していたことには驚きました。
節制した生活のおかげで、40代ですでに金融資産が数千万円に。資産運用が上手くいけばFIREを達成できるくらいの額になっていたそうです。しかし、自分の金融資産は含み益が出ているものの、現金比率が高く、運用益だけではとても生計が立てられないと気付いたそうです。
40代でリタイアする会社員は、日本では一般的ではありません。それでも資産運用に興味があったBさんはFIREへの憧れがあったそうです。FIREを現実のものにするためには、“リスク資産にまとまった金額を投資する必要がある!”と考えたBさんは、インターネットで資産運用のスクールを探し始めます。
お金はあっても消えない不安「いつまでこんなに忙しい日々を続けるのだろう?」
資産運用の知識が無く、よく分からないままに…
金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。2021年10月4日(証券投資の日)に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)がある。
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