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会社倒産から転職後「資産5億円」で逆転FIREした50歳男性。明暗分けた“選択する力”

金融リテラシーを学ぶ必要性を感じられるか

金融 現在のDさんは英会話を勉強したり、ジムに行ったり、仕事は一切せずに、趣味や家族との時間を楽しんでいます。将来的に移住するかは決めていないそうですが、季節によって日本と海外を行き来するようなライフスタイルを考えているそうです。  DさんはFFCに入会した初回のコンサルで、「運で資産を得たので実力ではありません。ただ運が良かっただけです」と仰っていました。しかし私は、運だけではなく「実力」だと思っています。  宝くじの高額当選者のなかには、自己破産してしまう人がいるそうです。  金融リテラシーがない人は、大金を得ても運用が分からず、資産を溶かしてしまいます。一方、金融リテラシーがある人が大金を得た場合、利回りで生計を立ててFIREしてしまいます。  Dさんは自分に金融リテラシーが必要と感じ、学ぶために行動をしました。  また、5億円の資産を得たのも運だけではありません。  給料の高い会社からオファーがあっても、目先のお金だけではなく将来を見通して上司の会社を選択しました。その選択が後に花開きます。

「人生において常に良い選択をしてきました」

 Dさんは、「人生において常に良い選択をしてきました」と言います。  最初に入社した会社こそ倒産しましたが、上司の会社を選んだのは正解でしたし、FFCというスクールを選んだのも正解でした。奥さんと出会う前は8年ほど付き合っていた彼女がいましたが、別れた後に、奥さんと出会ってからは6ヶ月で結婚しました。  大学3年生の息子さんがいらっしゃって、彼が20歳のときから年間110万円の生前贈与を始めたそうです(※年間110万円以下ならば非課税)。  このうちの40万円は「つみたてNISA」に投資をする約束で、残りの70万円は好きに使っていいことに。 「ただ、旅行やセミナーで学ぶなど、なるべく体験に使って欲しいと伝えていますね」  そして、つみたてNISAに40万円を投資して、1年経ったときにポートフォリオを見直して、資産が増減した理由の分析を一緒にする。これがDさんの子供への金融教育とのこと。  そんな息子さんはスニーカーに目が利くそうで、大学生ですが、せどりで月数十万円を自分で稼いでいるのだとか。現在は、ロサンゼルスにカルチャーを学びに行っているそうです。
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興味がない話でも、相手の言葉を真剣に聞く
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金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。2021年10月4日(証券投資の日)に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)がある。

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