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中古のベンツR129を250万円で購入。90年代の外車をオープンで走らせる快感

今回購入したR129

今どきのダウンサイジングターボと違って、排気量はしっかり5リッター。自動車税は年10万円超え。

今どきのダウンサイジングターボと違って、排気量はしっかり5リッター。自動車税は年10万円超え。

 R129は、1989年にデビューした4世代目のSL。デビューした年式(1989年)は、黄金期のメルセデス・ベンツと評される時代である一方、最終モデルの年式である2001年は、ベンツがコストダウンと言われていた時代。私は、あまりコストダウンとは思っていないのですが、2000年代のベンツが、近代化した結果“アナログ⇒デジタル”のような変化を遂げたのは確かだと思います。  そういったメルセデス・ベンツの過渡期において、R129は現行モデルとして存在していたため、前期型と後期型とでは、全く内容が異なるという特徴があります。ただ、後期型といっても、基本設計は変えられていないため、現代のベンツマニアからは「コストダウン」とやゆされることは無い模様。最終型のR129は、古きよき時代の見た目と、壊れない新世代のエンジン/変速機のいいところどりとも評価されているといえます。

R129のモデルごとの違い

 R129の前期/中期/後期は以下の通りです。 ・1989~1995:前期(95年モデルだけは前中期とも言われる)  当初、日本に輸入されたのは500SLのみ。1993年に600SLが追加。1994年からSL500、SL600に表記変更。1995年にSL320が追加された。 ・1996~1998夏:中期  内外装のデザインがマイナーチェンジ。変速機が電子制御の5ATとなる(SL320のみ97モデルから)また、1997年からはヘッドライトがHIDとなる。 ・1998夏~2001:後期  エンジンが新世代のV6(M112)、V8(M113)に変更。日本ではSL600がカタログ落ち。外装一部パーツが変更(外装=ミラーが流線型に、テールライトの凹凸が丸く、ドアハンドルがボディ同色に、ホイールデザイン変更)、(内装=ステアリングホイールデザイン変更、メーター形状変更)
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中期の最終モデルを購入
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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