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初代プリウスは何が偉大だったのか? 現在の相場は20万円以下

歴史的に重要となるのはNHW10

故障知らずといっていいほど信頼性は高い

 偉大な初代プリウスでありますが、歴史的に重要なポジションとなるのが、NHW10のほうだといえます。これがまさに世界初のハイブリッドカーであるわけで、博物館にコレクションされるのも、まさにこの初代前期型。ですから、今初代プリウスを選ぶならばNHW10(前期型)のほうをおすすめします。  ちなみに、このNHW10は、バッテリー永久保証といわれています。ちなみに、私も10年前までこれに乗っていたのですが、所有している際に2度無料で走行用のバッテリーを交換してもらっています。  そういったことから、ネット上では、「初代プリウスをトヨタが回収している」などという噂がたっていますが、トヨタ系列の業者オークション会場からも初代プリウスが出品される形跡があるため、回収はしていないと思います。  初代プリウスは、排ガスまわりに問題があるようで、車検時の排ガス試験にパスできないことから、廃車となるケースが多いようです。また、初代という歴史ある車両でも、今となっては「ただのセダン」にも見えてしまうわけで、今における「プリウス」に対するイメージとともに、大切に扱われないケースがあるのでしょう。もっとも、新車価格が200万円といった車種の場合、新車販売から25年後の車両残存率は低いケースが当たり前といえます。  だから私は、多くの人が「初代プリウス」の偉大さを忘れている今こそ、初代プリウスを買うチャンスだと思うのです。<文/斉藤由貴生 >
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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