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8000万円を米国株に一括投資した直後に暴落、地獄から逆転FIRE達成した50歳男性

FIREを達成したポートフォリオ

投資成功 具体的な2億円のポートフォリオは、VOO(S&P500連動ETF)が1.4億円、QQQ(ナスダック100連動ETF)が1000万円、配当銘柄が3000万円、円建てのインデックスファンドが1000万円、その他1000万円です。少し前に流行ったレバレッジETFも保有していますが、遊びで100万円程度だけ投資したとのことです。  このポートフォリオを完成させるまで、約7ヶ月を要しました。FFCの入会が2022年5月で、5月から11月末まで約7ヶ月で資金分散させて投資しました。中間選挙前に株価が落ちて、中間選挙後に株高になるというアノマリー(※明確な根拠はないが、だいたい当たる相場の動き)も考慮して9月、10月は他の月よりも比重を大きめにして計画通りに投資しました。  2022年は大幅な利上げがあり、株価は乱高下しました。株価が下落するたびに不安になりましたが、コンサルタントに米国株の超長期チャートを見せられながら「歴史的に米国株は上昇しており、下落しているのは長い歴史の中のたった数年の話ですよ」と言われたことで気持ちが楽になったと言います。FFCの講座で経済や株式投資の基礎を学び知識の土台が身につき、コンサルタントからは株式投資の下落と向き合う精神論を学んだGさん。大金を投資して株価が下落しても不安になることはなくなりました。  講座入会前に8000万円投資した時は最大1000万円の含み損がありましたが、分散して投資した甲斐もあり2億円を投資した現在は、含み益に転じたそうです。  そんなGさんが、しみじみとこう語ります。 「今思うと、インターネットとYouTubeだけで運用していたら、含み損のストレスから株式を売却して撤退していたと思います」

気持ちの余裕ができた

 FIREを達成した現在でも会社経営は継続されていますが、精神面で大きな変化があったそうです。現在のポートフォリオからは年間配当金は500万円ほど、税引後でも400万円ほど入るそうです。 「最悪、事業から撤退しても配当金があれば、少しだけ働けば生活していける!そんな気持ちの余裕ができました」  その余裕から事業の売上も徐々に上向いてきているそうで、FIREを達成したことにより、仕事へのプレッシャーが半分以下になったと言います。  実際にインタビューしている間、Gさんは終始、満面の笑みでした。幸せに満ち溢れているようです。  そんなGさんにも息子さんが二人いらっしゃいます。お金持ちの共通の悩みとして贈与税が挙げられます。様々な節税方法を調べましたが、節税は年々厳しくなってきています。  税金について調べているうちに、贈与税は「払わなければいけないもの」と開き直るようになったそうです。Gさんは日本が大好きで、タックスヘイブンの海外に移住しようという気持ちは皆無だそうです。郷に入れば郷に従えという言葉の通り、日本にいる限り日本のルールに従うべき。Gさんは節税するという考え方を捨て、資産を増やすことに集中する考え方にシフトしたそうです。
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みんながハッピーになれる考え方
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金融・起業のマネースクール『Financial Free College』代表。SNSでは「ライオン兄さん」名義で活動。ネット関連会社などにて、8年間のサラリーマン勤務をするが独立。金融・起業の書籍をむさぼり読みつつ、サービス業関連会社を興し、2018年に売却、その売却益を米国株を中心に運用し、経済的自由を獲得した。同スクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」、「未経験から学べるお金のスクール」、「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。2021年10月4日(証券投資の日)に「資産運用をしよう」という言葉をTik Tokで世界一広めてギネス認定される。YouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営。著書に『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)がある。

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