更新日:2023年02月19日 19:48
カーライフ

日本のナンバープレートの“知られざる問題点”。幻の「6」ナンバーを有効活用すべき

日本のナンバープレートに物申す

諸外国でも日本のナンバープレートは参考にされていたと思われる

 クルマ好きの腕時計投資家、斉藤由貴生です。  ネットを見ていると、たまに「日本のナンバープレートを変えたほうが良い」という意見や記事がでてきます。そういった場合、「日本のナンバープレートはダサいから、ヨーロッパのようにしたほうが良い」という趣旨が多いように思います。  さて、今回私も、日本のナンバープレートに対して、“ここを変えたほうが良い”ということを提案したいと思うのですが、その内容は「見た目」ではありません。  私としては、現行の日本のナンバープレートは、機能的にも見た目の面でも、とても優れていると思うため、わざわざヨーロッパ式に変更する必要はないと思います。海外映画でも、日本の風景が描かれるシーンでナンバープレートは重要。日本のナンバープレートを見るだけで「一発で日本」と分かります。ですから、日本のナンバープレートの個性は大切にしたほうが良いと思うのです。  また、かつて中国や韓国では、日本式のナンバープレートが採用されていたこともあり、海外でもお手本にされるほど、日本のナンバープレートは機能性が高いといえるわけです。  では、それほど優秀な日本のナンバープレートに対して、一体どこに「問題がある」のでしょうか。

日本のナンバープレートの基本構成

 日本のナンバープレートは、「地名 分類番号 ひらがな 数字」という構成です。 『地名』は、基本的には陸運局の所在地を示しているわけですが、2007年からはご当地ナンバー制度ができたことにより、一部地域では陸運局以外の地名を表示する場合もあります。 『分類番号』は、そのクルマの「種類」を示しており、3ナンバーや5ナンバーといった通称は有名です。  次に、『ひらがな』ですが、「あ行、か行」は事業用、「さ行~」は自家用という区切りがあります。緑ナンバーのクルマのひらがなをよく見ていると「あ」や「か」といったひらがなとなっているわけです。  ちなみに、「し」や「へ」、「ん」といったひらがなは、欠番となっていることはナンバープレート好きの中ではよく知られています。  そして、最後の『数字』部分は、払い出しされた番号、もしくは希望した番号。かつては、この部分を希望することはできませんでしたが、1999年度から希望ナンバー制度が始まって今に至ります。
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日本のナンバープレートの問題点
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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