更新日:2023年02月19日 19:48
カーライフ

日本のナンバープレートの“知られざる問題点”。幻の「6」ナンバーを有効活用すべき

「6」ナンバーの区分を変更すべき

6ナンバーは事実上使われていない状態

 このように、事実上使われてない状態となっている「6」ナンバーは、他の区分に変更すべきだと思います。  そこで、「6」を変更するならば、どの車両用とするのが良いのかを考えてみたわけですが、以下の2択が有力候補だといえました。 A:3ナンバーの予備用とする B:軽自動車用とする  Aの理由としては、現在分類番号が最も進んでいるのが「3」であるから、3ナンバーの予備用としたほうが適当だという理由です。5ナンバーの予備として「7」があるように、「6」を現行の「4」から「3」の予備にスライドさせるのは、シンプルだと思います。  Bについてですが、これは昨今の軽自動車登録数増加に伴う対応であります。現在、軽自動車には、「580」といった分類番号が採用されており、5ナンバーの間借り状態。税制も、陸運局すらも、軽自動車は明らかに5ナンバー車(小型乗用車)と違うのに、ナンバーが「5」というのはおかしな話です。まして、登録台数も多いわけですから、「580」というように間借り状態では、枯渇してしまう可能性もあります。  ですから、やはりこの候補Bこそが「6」ナンバーの区分変更先として、最も良いのではないかと思います。

軽自動車を「6」ナンバーに

 事実上使われてない状態の「6」ナンバーを軽自動車用としたならば、分類番号で区別できるわけですから、「黄色のナンバープレート」にする必要もないでしょう。  オリンピックナンバーが選択できた際、多くのユーザーが「白いナンバープレート」を選択したように、「黄色ナンバーが嫌だ」という軽自動車オーナーは多いはずです。  分類番号「6」を軽自動車専用としてしまえば、分類番号で区別ができるわけですから、黄色のナンバーにしなくとも、「それが軽自動車だ」と明白になります。  以上、分類番号「6」を中心に、現在の日本のナンバープレートの問題点を指摘したわけですが、他にも「0」と「9」を統合したほうが良い等、指摘できる点はあると思います。  ただ、最も使われてない状態だといえるのが「6」であるため、まずは6ナンバーから問題解決を測れば、他の分類番号に関してももっとスマートな使われ方になるのではないかと思った次第です。 <文/斉藤由貴生>
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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