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“賞レース”常連芸人が続々!渋谷区3LDKの「お笑い虎の穴」とは?<ケビンス仁木恭平×ママタルト檜原洋平>

注目を集めた1週間連続配信

カサグランデ

「おやすみカサグランデ」の配信をしている様子(仁木さん提供)

──吉本全劇場が休止期間に入ったのが2020年3月2日。その夜にはもうYouTubeチャンネル「カサグランデTV」での173時間配信が始まったわけですね。 檜原:はい。当時はカサグランデにWi-Fiが通ってなかったんですよ。だから平井くんのスマホでテザリング(スマホをルーター代わりにしてインターネットに接続すること)をして配信して。 仁木:いろんな作家のスマホを使ってテザリングしては容量を使い切ってね。 檜原:3000円くらい課金して、「これでテザリングできます!」「よっしゃ!」と配信をはじめたら20分で使い切って「170時間もつわけないやん!」と言いながらやってましたね。何回も配信を途切れさせながら、その1週間のあいだにWi-Fiの契約までして、ラスト2日間くらいはちゃんと配信できました。その間、本当にたくさんの人が遊びに来てくれたんですよ。その友達のスマホを全部テザリングに使って……。 仁木:バトンのように(笑)。

カサグランデが生んだコンビ・ケビンス

カサグランデ

檜原さん。ネットラジオ『ママタルトのラジオ母ちゃん』(GERA)等でたびたびカサグランデの様子を話している

──お笑いファンの間では、その1週間配信でカサグランデの知名度が飛躍的に上がったのではないかと思うんですが。 仁木:あれは大きかったと思います。 檜原:そのときも、リアルタイム視聴人数が100人いったらすごい!くらいの感じでしたけど、それでもあれでだいぶ広がった感じはありますね。あと、この配信の最中にDEAKと今の相方の山口コンボイが出会っているので、そのようすが今も残ってるんですよ。ケビンスファンにとってはよだれものです。 仁木:たしかに。初顔合わせがそこだったので。 檜原:「はじめまして、山口と申します」と真面目に挨拶しているところ。 仁木:それに俺が全然興味なさそうなところが映像として残ってる(笑)。 檜原:その初対面からコンボイは2日間くらいいたんですけど、DEAKとコンボイがちょっとずつ近づいていくさまも見られます。一瞬心を通わせたり、仲良くなったりした瞬間が。
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「神様が肥満をひわちゃんの前に落としていった」
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ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。X(旧Twitter):@troookie

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