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暴走族の迷惑行為「うるさい爆音」を鳴らして走る意外な理由

爆音にもテクニックがあった

警察

※写真はイメージです

 余談ですが、そのときにアクセルを吹かして出す爆音にもテクニックがあったと言います。 「暴走族用語では“コール”と呼ばれており、アクセルを使ってテンポを刻みます。初期では『レッツゴー』(バン、バン、バババン、ババババ、ババン)や『三三七拍子』(バンバンバン、バンバンバン、バンバンバンバンバンバンバン)などの吹かし方が流行っていましたね」  まさに暴走族のルーツに迫る話を岩橋氏から聞き、思わず“なるほどそういうことだったのか……”と感心してしまいました。  令和の時代に「暴走族」という存在はほとんど姿を消してしまいましたが、一方で何の意味もない「煽り運転」などの交通違反(妨害運転罪)が増えております。  どちらも危険行為に変わりはないので、くれぐれも模倣しないように注意してください。  いま振り返ってみれば、昭和の暴走族の行動はあくまで一方的ですし、決して褒められたものではないと思います。ですが、昭和生まれの自分としては、あらためて“意味”を知ってみると、“実は理にかなっていたのだな”と妙に納得してしまう部分もあります。 <文/倉科典仁(大洋図書)>
伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。
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