セブンの「810円カレー弁当」をプロが実食。安くないけど“お得”かも
ただいまセブンイレブンで絶賛開催中の人気企画「カレーフェス」。有名カレー店とコラボしたカレー弁当、カレーおにぎり、カレー麺などが並び、その完成度の高さからリピーターが続出。味にうるさいカレーマニアも巻き込み、全国のセブンイレブンで歓喜の声が上がりまくっているんですよね!
今回は、バラエティ豊かなラインナップからビーフカレーにフォーカス。コンビニ弁当にしては強気な価格設定(いずれも税込810円)に見合う実力があるのかは気になるところでしょう。カレー評論家のスパイシー丸山(@spicy_maruyama)がレビューしていきます。
マイナーチェンジをしているものの、2022年に発売したアイテムの総集編的な内容となっている2023年3月のカレーフェス。そんななか、唯一の新作として注目を集めているのが、荻窪トマト監修「スパイスの香りはじけるビーフカレー」(810円)になります。
欧風スタイルでありながら、インドカレーのようにスパイスがガツンと香る荻窪の名店トマトのカレー。セブンイレブン版も欧風カレーをベースにクミンやコリアンダーやカルダモンなどでまとめた欧風カレーとは思えない斬新な仕上がりです。
インパクトはしっかりあるものの、トマトならではの鮮烈なスパイス感は控えめの印象。あの香りを期待していたファンは少々物足りないかもしれませんね。とはいえ、粒状のコリアンダーのシードをカレーに混ぜ込むなどの仕掛けもあり、噛みしめるたびに弾けるスパイスのアロマにニヤリ!この辺りは流石トマト監修商品です。
香りだけでなくフルーティーな甘味やビターなアクセントも心地よく、ビーフカレーの醍醐味である肉厚な牛肉がゴロッと入っているのは嬉しいポイント! 安くはない商品ですけど、トマトのビーフカレーは店舗だと一皿2700円。810円でいただけるのは、むしろかなりお得な価格と言えるのでした。
荻窪の名店が登場
810円はむしろお得?
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インド料理からお家カレーまで精通する次世代のカレー研究家。日本野菜ソムリエ協会カレーマイスター養成講座講師。レシピ、食べ歩き、商品情報など、カレーにまつわるさまざまなトピックを日々発信している。著書『初めての東京スパイスカレーガイド』 ブログ:カレーなる365日 X:@spicy_maruyama
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