更新日:2023年08月30日 20:21
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「コンビニで買い物をするだけ」バイトの実態は…在日外国人から日本人への“闇バイト”スカウトが増加中

「コンビニで買い物をするだけ」バイトの実態は…

闇バイト一方、奥窪氏によるとLINEのオープンチャット上でのスカウトも盛んだという。副業や小遣い稼ぎに関するオープンチャットには、日々、大量の怪しげな高額バイト募集の書き込みが投稿されている。こうした書き込みに応募したという千葉県在住の日本人女性(42歳)は言う。 「拘束は3時間で1万円の日払いというバイトがあったので、連絡してみたんです。すると、北関東の指定エリアのコンビニで買い物をするだけとのこと。日本語の文面が明らかに変だったのと、先方の車に乗って移動という条件だったので、怖くて断りました」 おそらく、この女性の件は他人名義のカードを使った買い子だった可能性が高い。 「フィッシング詐欺で得た、他人のクレジットカード情報が登録されたキャッシュレス決済のIDの不正利用が猛威を振るっています。コンビニで加熱式タバコを大量に購入するという手口で、事件は全国で相次いでいます。こうした買い子は、日本人だと比較的怪しまれないため、需要がある」(前出の広瀬氏) 昨年6月にも他人名義のauPAYのIDでタバコを購入したとして、40代の日本人女性が逮捕されている。広瀬氏は、背後に中国人グループがいると推測する。

メルカリの転送や違法物品の受け取り要員にも

さらに、日本人を募集する別のケースも。過去に偽ブランド品を扱っていたという在日中国人はこう証言する。 「最近、多いのはメルカリの転送要員だね。メルカリでは中国系業者が膨大な数の偽ブランドを出品している。落札者が偽物だと気づけば、ちゃんと返金するんだけど商品の返送先が必要になる。最悪の場合、メルカリの登録住所からアシがついて警察に捕まるから。 ほかにも海外からの違法物品の受け取りにも重宝するので、住所貸しの需要は高い。報酬に釣られて住所を貸している日本人もいるよ」 高額バイトの甘い誘い文句には決して乗らないほうがよいだろう。
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警察が外国人闇バイトを根絶できないワケ
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