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意外と手堅い「船舶投資」ってなに?融資型クラファンで少額投資も可能、低リスクで9%以上の利回りも

投資額と購入層

船舶融資型クラウドファンドの仕組み

【船舶融資型クラウドファンドの仕組み】出資者がファンドに出資し、ファンドは船会社に貸し付ける。船会社は事業拡大して得た利益をファンドに返済し、出資者に利益が還元される

 また、海難事故リスクも当然あるが沈没の際に船会社が受け取る保険金は「マリタイムバンクへの返済に十分な金額が設定」されているという。  では、投資額はどのくらいなのか。個人向け船舶融資型クラウドファンドでは、投資額を抑えるために中古船を使う海外の船会社を対象にする。  クラウドファンディングで集める額も数千万円程度と額が小さいため、一口10万円〜といった少額での投資が可能になる。利率は年利3〜8%程度で数か月から半年と手堅い。どのような人が商品を購入しているのだろうか? 「弊社の場合、10万円前後の投資を行う30〜40代の方が多いですね」  諸々のリスクを踏まえて、一度試してみてもいいかもしれない!?

船舶ファンディングの事例

冷蔵船9号ファンド●冷蔵船9号ファンド 募集金額 5000万円 最低投資額 10万円(単位:1万円) 予定運用期間 6か月 想定利回り 3.84%(※条件あり) 多目的船8号ファンド●多目的船8号ファンド 募集金額 5000万円 最低投資額 10万円(単位:1万円) 予定運用期間 24か月 想定利回り 9.336%(※条件あり) ※日本マリタイムバンクHPより <取材・文/川口友万 図版/松崎芳則(ミューズグラフィック) 写真/Pixabay> 【昼田将司氏】 日本マリタイムバンク代表。’04年からシンガポール、インドネシアで船舶ブローカーとして勤務。’16年に船舶のオペレーション・リースを手がけるMIPを設立、現在に至る
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