プチ整形にダイエット、“新卒デビュー失敗”した新入社員の誤算。人気者から急転直下、4月の教訓は…
4月を迎えて、職場には新入社員たちのフレッシュな姿が見られるはずだ。新入社員のなかには、華々しい“新卒デビュー”を飾ろうという人も少なくないかもしれない。
学生時代に冴えない生活を送っていた場合、このタイミングで容姿の雰囲気をガラッと変えて心機一転。髪型はもちろん、ダイエットしてボディメイクをしたり、美容整形をしたり……。しかしながら、それが功を奏すとは限らない。今回は、新卒デビューをするつもりが、失敗に終わってしまった人たちの話を聞いた。
「中学、高校、大学と、私はずっと地味だったので。垢抜けない自分を変えたかったんです」
佐川まるみさん(23歳・仮名)は、新卒でアパレル企業の販売職についた。
「昔から本当は派手な格好がしたかったけど、親が厳しいうえに、仲がいい子も地味だったので。私がアパレルの販売員になるといったら、かなり驚かれました」
埼玉県内の実家を出て、東京23区の小さなアパート暮らしをはじめたまるみさん。社販で安く洋服が買えるということで、学生時代の容姿とは打って変わり、オシャレに目覚めた。
「アプリで安いところを探せば、美容院もネイルもジムもギリギリで毎月通えます。今まで我慢していたことだから、本当に楽しくて楽しくて」
その結果、見事に垢抜けたまるみさんは、勤める会社が運営するブランドの公式ブログでコーディネートを紹介したり、美容院のサロンモデルを頼まれることもあったようだ。
まるみさんは「毎日が充実していました」と当時を振り返る。だが、そんな彼女を職場では“調子に乗ってるヤツ”と見る人もいたらしい。
「自分ではそんなつもりはなかったのですが、やっぱり女だけの職場なので、嫉妬みたいなのはあったのかもしれません。ただ、飲み会に呼ばれない程度だったので、あまり気にもとめていなかったんですが」
ある時、急に店長が「すごい努力したんだね!」と、まるみさんの高校時代の写真を見せてきた。
「スッピンメガネの体育祭の写真でした(苦笑)。私に間違いないのですが、頭にくるっていうよりも“なんで持ってるんだろう?”という疑問のほうが大きかったです」
学生時代の「垢抜けない自分」から心機一転
周囲からは“調子に乗ってるヤツ”
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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