更新日:2023年04月27日 17:17
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「盗聴されている」壁に1万円札がベタベタと…探偵が戦慄した“電波系”の恐怖

壁に1万円札がベタベタと…「電波系」の恐怖

――無理難題を依頼されることも? 片岡:「誰かに追いかけられている!」「CIAが俺を追いかけている!」などという、妄想系の人もいます。自分のまわりに変なやつがいないかどうか調べてほしい、という依頼です。  実際には誰もいないし、身の回りに何も異常はありません。そう報告すると、「お前の目は節穴か? 俺の後ろから、ずっと見ている男がいただろう。あれは絶対スパイだ」と主張する。  ある時は、呼ばれて家に行ったら、「盗聴されていた」といって、携帯を4台、洗面台に水を張って沈めてるんですよ。水につけたら盗聴機能も無効になるから、と言い張るんです。他には、風呂釜に1万円札を100枚ぐらい溜めて、壁にも1万円札がベタベタと……。 ――怖い、怖い! 片岡:そういう、妄想が入っている人を僕たちは「電波系」と呼ぶんですけど、対応の仕方によっては、何を言われるかわからない。メンタルケアには注意しながら、「僕では力不足なので……」という風に少しずつ距離をとり、依頼を終了させるようにしています。

夫が知らない、妻の“巧妙”なロック解除術

片岡正徳――浮気のバレ方で多いのは、どういうものですか? また、意外なバレ方もありますか? 片岡:昔は、休日に突然オシャレして出かけ始めたとか、衣類・下着がたばこや香水臭い、というのが“鉄板”でしたね。  今はSNSです。子供に、「パパのスマホに面白いアプリが入っているから、やらせてもらいなよ」と話術巧みにけしかけて、ロック解除の仕方を覚えさせ、自分も子供経由でロックの解除方法を知る。それで夫のSNSを見て、相談に来る……というのは非常に多いです。位置情報アプリで、密かに行動がすべて把握されているといったことも珍しくありません。
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ラブホテルを24時間見張っていたら…発見!
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大阪府出身。大学卒業後、会社員を経てライターに。エンタメ系での著名人インタビューをメインに、企業/人物の取材記事も執筆。トレンドや話題の“裏側”が気になる。『withnews』で“ネットのよこみち”執筆中。Twitter:@Yoshikawa_Miho_

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