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1000万円が回収不可能に…“悪徳マルチ商法”被害者が語った怒りの声「GAFAを超えていくに乗せられた」

2億円かけたパーティを開くはずが

マルチ商法

L社が開発したPayサービスを使う時のQRコード

 とはいえ、編集部が確認したところ、この決済サービスが使えるのは全国で十数店舗のみ。また開発も延期が相次いでいて「事実上、開発ストップした状態」だという。  このアプリの開発がストップしたことについて、L社はこう回答した。 「アプリの機能については、随時調整をいれていますが、サービスは通常通り24時間提供しております。現在当社は●●●●●●(※実際の文面では全て実名。以下同)にくわえ、突撃youtuber、●●●●をはじめ●●●●他、違法行為含む不実による業務妨害をうけております。そして、それらの行為によって現在、新サービスの遅延などが発生しておりますが、当社としては、適正に対応すべく努力しているしだいです。弊社は刑事及び民事による対応を準備しておりますし、幇助している者についても個人法人を問わず厳正に対処させて頂く所存です」  業務妨害を受けているというL社の回答に対し、会員の中からは「私たちはただ誠実に対応しているだけ。不実はどっちなんだと呆れてしまいます。今は、社名も変えて契約移管中で、アプリにログインも誰もできない状態です」という証言もある。

「ただ誠実に対応しているだけです」

「銀行口座は今も止まっています。その理由の説明はありません。しかも東京にあった事業所が突然閉鎖になってしまいました。また昨年7月には2億円をかけた7000~8000人規模のパーティが行われるはずだったんです。しかし、やる・やらないで大揉めの結果、規模も1000人弱に縮小され、パイプ椅子に座らされるような、しょぼいパーティになっていました。  しかも、代表がZoomで登場して、『この中に裏切り者がいる』と突然言い出し、会社でクーデターが起きているようでした。事実、そのあと行政処分が下されていました」(Aさん)  これまで2人は、知人の出資と合わせて1億円近くをL社から指定された口座にお金を支払っていた。しかし、突如として入金ができなくなったという。そうしてL社から突如としてはしごを外されてしまった2人は「集団訴訟を検討している」と語る。  勧誘時の説明を真に受けたことを今では後悔しているという2人。事態が解決に向かう日は訪れるのだろうか……。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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