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『THE SECOND』の興奮がさめない異常。スピードワゴン、囲碁将棋…芸人たちはラジオや配信でどう語っているのか

誰よりも当事者が楽しむ大会

『THE SECOND』翌日、大宮ラクーンよしもと劇場で行われた「第弐の漫才頂上決戦緊急トークライブ」でギャロップの優勝翌日のスケジュールが「神保町よしもと漫才劇場」(9年目以下の若手の劇場)×3ステージだったことが判明したり。  準優勝を果たしたマシンガンズが揃ってゲストで登場することでワクワクして『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系ラジオ)を聞いた人たちが、西堀(亮)発明による「靴丸洗い洗濯ネット」について詳しくなったり。『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)では小宮が当日のリハーサルの話題からじっくりと話し始めて時間が足りなくなったり。  それぞれ、誰よりも出場していた芸人たちが楽しんでいる様子が伝わってくる。その様子に周りの芸人たちも触発され、かつてのお笑いファンも、いまのファンも喜んだ。 「ほんと(M-1で)優勝してよかった、出れなくてよかった」の言葉が印象深かったのはM-1王者「マヂカルラブリー」野田クリスタルによる配信(野田クリスタル【野田ゲー】「毎週火曜21:30からは野田クリスタル癒しのゲーム配信!今週はFF7R大祭り!?」)。
 ここでは野田によって「THE SECONDが盛り上がれば盛り上がるほど、M-1のスタンスも変わり、お笑い界も変わっていくだろう」という趣旨のことが語られていた。  たしかに、『THE SECOND』という「その先」が生まれたことで、もしかしたらM-1の存在意義も変わっていくのかもしれない。そんなことも含め、今後を楽しみにしたい。 <TEXT/釣木文恵 イラスト/まつもとりえこ 編集/アライユキコ> 【まつもとりえこ】 イラストレーター。『朝日新聞telling,』『QJWeb』などでドラマ、バラエティなどテレビ番組のイラストレビューを執筆。趣味はお笑いライブに行くこと(年間100本ほど)。金沢市出身。Twitter:@riekomatsumoto
ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。X(旧Twitter):@troookie
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