カーライフ

世の中には「プレミアムハイオクが足りない」。中古ベンツオーナーが怒りの提言

各社は「プレミアムなハイオク」を開発すべき

三菱プラウディア

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 ガソリンは、その商品性ゆえに、差別化が難しいといわれています。しかしながら、今、日本で枯渇状態となっている「良質なハイオクガソリン」は、まさに差別化の商機。私としては、どこかのガソリンブランドが「V-Power並の性能」といったハイオクを出したならば、多少高くてもわざわざ入れに行く行動を取ると思います。  例えばですが、以下のような感じが良いのでは?と思います。  例:アポロステーションが通常のハイオクとは別に、プレミアムハイオクを出す。プレミアムハイオクは、特約店のみで取り扱っており、その数は東京都内で10店舗程度。プレミアムハイオクの価格は、通常ハイオクの10円高。  現在の消費者の購買行動は、「より安いガソリンを求める」というのが定説でしょうが、一部のクルマ好きはプレミアムなハイオクを求めているわけです。そういったユーザー向けに、店舗を絞ってプレミアムハイオクを提供すれば、多少遠かったとしてもクルマ好きがわざわざそのスタンドめがけてガソリンを入れに行くと思います。  そうなると、差別化が難しいと言われているスタンド側からしても、プレミアムハイオクは集客のチャンス。クルマ好きにもスタンド側にもプレミアムハイオクは良い効果をもたらすといえます。  こういった需要にガソリン元売り各社が気づき、ぜひクルマ好き向けの高品質なハイオクガソリンを復活させてほしいと思います。  今、最も「V-Power」のキャラクターに近い商品は、コストコで給油できるカークランドシグネチャーのハイオクだといえます。コストコは、「コストコに行く理由」を重視しているといえますが、こういったガソリンの提供もまさにそれだといえます。  そういった意味でもやはり、ガソリンスタンドのブランドを展開する各社は、「良質なハイオクガソリンが市場にない」という事実を問題とし、ユーザーが求める高品質なハイオク商品を作るべきだと思います。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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