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<台湾鉄道旅>5日間で台湾一周終了。気づけば食べ歩きメインの旅になっていた…

夜市をはしごしてご当地グルメに舌鼓

台湾一周

哈瑪星台湾鉄道館

 旗津島に2時間ほど滞在した後は西子湾駅に戻るが、続いての目的地は駅入口に隣接する「哈瑪星台湾鉄道館」。ここは08年まで貨物駅の高雄港駅として利用されており、閉鎖後は駅舎やホーム、線路などの一部施設を保存。蒸気機関車や客車、貨車など数多くの車両が展示されている。しかも、高雄港駅のホームと隣合わせになる形でLRTの哈瑪星駅があり、観光名所化した閉鎖駅と現役の鉄道駅が同じ敷地内に共存している。
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木瓜雪花水。マンゴーと練乳がたっぷりの絶品かき氷

 そんな同駅を堪能した後はホテルに戻り、ひと休みしてから夜市に。高雄も台北同様、市内各所で夜市が開かれ、規模の大きい「六合夜市」と「瑞豊夜市」をはしご。鴨肉バージョンの魯肉飯「鴨肉飯」や大きなマンゴーがたっぷりの台湾で大人気のかき氷「木瓜雪花氷」を食べてお腹も大満足だ。
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朝食代わりに食べた湯包

 翌朝は高雄の朝食メニューとして人気の「湯包」が食べられるお店に行ってみた。グルメライターではないため、小籠包との違いは正直よくわからなかったが肉汁はこっちのほうが多い気がする。それが名前の由来なのかはわからないが、肉汁好きは絶対満足できる味だと思う。

同じ駅なのに新幹線と在来線で駅名が違う?

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機関車が客車をけん引する急行『莒光号』

 高雄を存分に堪能した後は、この旅初めての急行『莒光号』に乗車。台湾新幹線の始発駅・左營駅(※在来線は新左營駅で名称が異なる)までの10分という短い乗車だったが、電気機関車が客車をけん引する昔ながらのスタイルがなんともたまらない。このまま時間をかけて急行の旅をしてみるのも悪くなさそうだ。
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台湾新幹線の南の玄関口・高鉄左営駅

 でも、左營駅からの台湾新幹線もずっと楽しみにしていた筆者にとっては旅の一大イベント。とはいえ、乗車時間は次の停車駅・台南駅までの所要時間はわずか13分。駅売店で買った駅弁「排骨弁当」を食べていたため、ほとんど景色を見ることができなかった。
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オレンジ色のラインが特徴の台湾新幹線

 おまけに新幹線の高鉄台南駅に隣接する在来線の駅は、沙崙駅とまったく名前の違う駅。
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高鉄台南駅と接続する在来線の沙崙駅。なぜか駅名は違う

 実は、在来線の台南駅にはここからさらに25分ほど乗らなければならず、同じ名前なのに駅が離れていてややこしい。
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新竹には寺院の中に夜市?
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。

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