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レディース暴走族の撮影中にまさかのトラブル。“15対2の喧嘩”の意外な顛末にゾッ

現場で嫌な予感“これはなにかが起こる”

ティーンズロード

写真は、雑誌『ティーンズロード』より

 その大きなバイクにまたがっていたのは、私たちが何度もティーンズロードで取材をしてきた有名レディースチームの総長と副総長だったのです。読者人気も高く、同じ県内を拠点にしています。いったい、どうしたのでしょうか。  彼女たちは集合写真を撮っているカメラマンとレディースチームの間にバイクを止めて、いきなりこう叫びます。 「私は〇〇チームの〇〇だけど、てめ~ら! しょぼいくせに、なにティーンズロードに取材されてんだよ!頭は誰だコラ! 出てこいよー!」  正直、“これはなにかが起こる”というヤバい予感がしました。

「15対2の喧嘩」の意外な顛末は…

 そのレディース総長は、“武闘派”としても有名です。今回の取材対象のチームは、すぐに悟ったようでした。総長がビビりながらも「私が頭だけど……」と前に出ると、間髪入れずにグーで顔面を殴ります。さらに蹴りを入れたのです。  喧嘩……というよりかは一方的な展開なのですが、こうなると私たち取材班にはなにもできず、ただただ茫然と立ち尽くしている状態です。  有名レディース総長が「テメ~ら、そこに正座して並べや!」と言うと、彼女たち15人はすぐさま正座して1列に並びます。  冷静に考えてみれば「15対2」の状況です。ただ、総長と副総長の2人だけにもかかわらず、15人以上を圧倒する“覇気”です。  正座させたあとは、有名レディース総長と副総長のこんなやりとりが続きます。 「こいつらどこのやつらかわかる?」 「多分〇〇んところのチームじゃないすかねー」 「あ~、聞いたことあるけど関係ないでしょ~」 「おめ~ら、ヤキ入れっから逃げんなよ!」  次の瞬間、有名総長が15人のレディースを片っ端から蹴り倒していきました。彼女たちは何も言わず、ただただその場で正座をして耐えている状態です。  最後に「お前らみんな特攻服を脱いで帰れ! 後で燃やすから。わかったか!」というと、全員が特攻服をその場に脱ぎ、原チャリで帰っていきました。
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ヤキを入れ終わった後は…
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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