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「ヤンキー用語」の意外と知らない意味とルーツ。ヤキ、根性焼き、赤テープ etc.

 こんにちは。伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』3代目編集長をやっていた倉科典仁と申します。ティーンズロードは1989年に創刊され、90年代には社会現象に。現在は休刊となっておりますが、そんな本誌に10年以上携わっていました。
ティーンズロード

写真は、雑誌『ティーンズロード』より

 暴走行為(共同危険行為等)は決して許されるものではありませんが、時を経て、編集者として今振り返る「暴走族」の姿とは……。

ヤンキー用語の意外なルーツとは?

 読者の皆さんの中で、若かりし頃によく使っていた言葉ってありますか? 例えば「ナウい」や「ヤング」、「マブい(いい女)」など。今や死語になってしまっていますよね……。かつてヤンキー(暴走族、ツッパリ、不良少年少女)たちが使っていた、いわゆる「ヤンキー用語」にも実は面白いルーツがあります。  今回は以前、私がプロデュースするYouTubeチャンネル「ナックルズTV」にて“ヤンキー界の重鎮”こと岩橋健一郎氏に解説していただいた「ヤンキー用語の意味とルーツ」をご紹介したいと思います。昭和の時代のヤンキーたちは発想豊かと言うか、ついつい「なるほど」とうなずいてしまうような面白さがあります。

ヤンキー用語①「ヤキを入れる」

刀鍛冶が鋼を鍛える様子

写真はイメージです。以下同

「ヤキを入れる」は比較的ご存じの方も多いと思います。「根性のないヤツを殴る蹴るなどする」というニュアンスなのですが、肝心の「ヤキ」という言葉はどこから生まれたのかと言うと、皆さんは「刀鍛冶」ってご存知でしょうか?  ちょうど「鬼滅の刃」で刀鍛冶の里編が放送されているので、なんとなくイメージできるかもしれません。 「刀を作る工程で、鉄を火で炙ってそれを叩いてはまた炙り……ということを繰り返しながら完成させていくわけですが、この工程で鉄はどんどん硬くなり、強くなっていくわけです。まさに、その工程が元になった言葉がヤキ。ナヨナヨしている後輩などを叩く(殴る)ことで強くさせる」(岩橋氏、以下同)  諸説あるとは思いますが、うなずいてしまうのは私だけでしょうか。もちろん、今も昔も暴力で教育することは決して許されないのですが……。
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「根性焼き」「バラチョン」のルーツ
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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