スポーツ

競輪界初‟元選手の女性実況者”が「思わず実況中に言ってしまった…」最大のミス

元選手ならではの実況で盛り上げたい

岩原紗也香さん

現在の岩原紗也香さん

 今年の6月、ガールズケイリン初のG1が開催され、決勝の実況(BS日テレにて)を担当した岩原さん。現状、小松島競輪ではガールズケイリンの開催がないため、普段は男子の実況しかしていないのだが、この道を選んだ際の目標の一つがガールズケイリンの実況をすることだったそうだ。 ——6月に行われたガールズ初のG1「パールカップ」で決勝の実況を担当されていましたが、初めてのガールズケイリンの実況はいかがでしたか? 岩原:あの時は高木真備さんと掛け合いでの実況だったので、普段の実況とはちょっと違ったのですが……。10月2日から松戸競輪場で開催される「オールガールズクラシックG1」の実況をさせていただけることになりました! この仕事をしようと思った時に、ガールズの実況をするのが一つの目標でもあったので、とても楽しみにしています。
競輪

岩原さんは、BS日テレで放送されたガールズケイリン初となるGⅠ「パールカップ」の実況を務めた

——ガールズの実況なら自身の経験が活かせそうですね。 岩原:ガールズ選手とは今でも仲良くさせてもらっているので、選手としての特徴とか、プライベートに関することも把握しています。だから、それを実況に活かしたいです。できればガールズ選手一人一人にキャッチフレーズを付けたいんですよね。男子選手は人数が多すぎるから無理ですけど、ガールズなら200人くらいだからなんとかなりそうですし、それが世の中に浸透したら凄く楽しそうじゃないですか。

プレッシャーはあるけど実況が好き

 実況アナになる前はYouTubeの予想配信番組に出演し「お岩」というニックネームで人気を博していた岩原さん。予想配信もやっていて楽しいのだが、やっぱり実況の方が好きだと彼女は言う。 ——以前は予想配信番組にも出演されていましたが、実況とはどう違いますか? 岩原:予想配信は司会の方がいて、その人の仕切りで自分の意見を言ったり、視聴者のコメントを拾って喋ったりと、自由にお話しができたので楽しかったです。でも実況の方は、言い間違いは絶対ダメ。言い間違えることなく話せることが当たり前の世界なので、緊張感がまったく違います。でも、私は実況の方が好きです。 ——プレッシャーがあっても実況の方が好きなんですか? 岩原:予想配信も機会があればまた出たいと思うくらい楽しいのですが、私はオンリーワンな存在が好きなので。日本で唯一の女性競輪実況アナを受け継がせていただいたのは私だけですし、元選手から実況者になったのも現時点で私しかいません。この長い競輪の歴史の中で「私しかいない」って、有難いという気持ちと同時に凄いことだなと思うので、今は実況のスキルを極めたいと思っています。
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実況者が語る「ココを観てほしい」
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パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai

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