格差がひどい国はビジネス本が売れない
ビジネス本ブームの日本。己を鼓舞してくれたり疲れたココロを名言で癒してくれたり、サラリーマンのいかなる悩みも受け止める充実っぷりである。が、裏返せば、現状への不満不安の表れでは? 世界各国、ビジネス本の売れ筋を見れば、その国の経済や社会、文化が見えてくる!
【ウクライナ】自国のビジネス本は少なくロシアやアメリカがメイン
IMFの支援を受けながら、経済の立て直しを図るウクライナ。格差は激しく、ミドルクラスが存在しない。「正直、ウクライナでビジネス書を読む人がどんな人かわからない。お金持ちにはもとより必要ないし」とは、ウクライナからの留学生エレナさん。そのためか、自国独自のビジネス書はほとんどなく、ネット書店のランキングを見ても、ロシアやアメリカの翻訳本が上位を占める。自立したビジネスがあってこその本、なのかも。
●『宣伝用コピーの書き方』
宣伝用の売れるテキストの書き方、タイトルのつけ方などをプロが実践的に解説したロシアの本。ここ10年、海外からマーケティングの手法が導入され、製品のキャッチフレーズなどのニーズが生まれ、コピーライターが人気職業になっているとか
※本のタイトルは邦訳が出版されているものは邦訳のタイトルを。そうでないものは、編集部がタイトルを訳しました
― 各国ビジネス本の「何で?」なベストセラー【10】 ―
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