雑学

楽して金持ちになるマニュアルは世界の鉄板

ビジネス本ブームの日本。己を鼓舞してくれたり疲れたココロを名言で癒してくれたり、サラリーマンのいかなる悩みも受け止める充実っぷりである。が、裏返せば、現状への不満不安の表れでは? 世界各国、ビジネス本の売れ筋を見れば、その国の経済や社会、文化が見えてくる!

【台湾】成功マニュアルは鉄板。日本の翻訳本も大人気

「台湾人はハウツーものが大好きで、ビジネス本は健康本に並んで大人気。特に“いかに成功するか、金持ちになるか”には関心が高い」とは、台湾在住の日本人女性。

 大手書店のビジネス書ランキングでも、1位の『IKEAの真相(IKEA的真相)』は“世界の家具大王”の成功の秘密に迫る翻訳本で、2位の『Getting More』は韓国でもヒット中のペンシルベニア大学の成功へ導く交渉術の授業録。成功術への高い関心がうかがえる。

 さらに3位の『お金持ちが黙ってやってる33の秘訣(富人不說、卻默默在做的33件事)』は台湾の著者による成功マニュアル。「強い意志や準備は不要!すぐ実践できる!」の謳い文句で発売1か月で7刷を記録したとか。“ラクして成功”はどこの国でも心ときめくキーワードなようだ。

 また、注目は『40代を後悔しない50のリスト』『叱り方ハンドブック』と、日本の翻訳本が2冊もベスト10入りしている点。

「日本のベストセラーはほぼ翻訳されますよ。台湾人は日本に憧れがあり、国内向け製品にわざわざ日本語表記をつけて高級感を演出したり、日本のニュースから新製品紹介だけを集めた番組があったり。同じ島国ですし、礼儀を重んじるところなど文化的にも近く、受け入れやすいのでは」

 『お金持ちが黙ってやってる33の秘訣』●『お金持ちが黙ってやってる33の秘訣』

「目の前のものを何でもいいから丁寧に読む」「周りの人の小さな違いを観察しよう」など、多くの著名人が実践する33の方法を紹介。他人より数分時間をかけるだけで、あらゆることをやり遂げられる。このわずかな違いこそ、平凡から抜け出し富と成功をつかむ鍵であると説くが……既視感のある内容なのは気のせいではあるまい

 『40代を後悔しない50のリスト』●『40代を後悔しない50のリスト』

コンサルタント会社代表でビジネス本も多数出版する大塚寿氏の“世代モノ”。背負うものが多くなる40代を、忙しいだけの空白の10年にしないためには? 定年退職した1万人以上の成功談・失敗談から導いた「後悔リスト」と具体的な50の解決法を紹介。大塚氏も、これで40代に年収が10倍アップしたとか

※本のタイトルは邦訳が出版されているものは邦訳のタイトルを。そうでないものは、編集部がタイトルを訳しました

― 各国ビジネス本の「何で?」なベストセラー【7】 ―




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