お金

クラファン物販で22億円売り上げた“ひとり貿易家”が語る成功哲学

飛躍の前には必ず暗くて長いトンネルがある

 ビジネスをはじめてから結果が出るまで、時間がかかる方も多くいらっしゃいます。クラファン物販でも、なかなか商品が見つからないと悩む方もいらっしゃると思います。周りの仲間はどんどん進んでいるのに、自分は全然進まない。イラだったり、落ち込んだり、もしかしたら他人を妬んだりと、様々な感情を抱くかもしれません。  そこでお伝えしておきたいことは「飛躍する前には必ず暗くて長いトンネルがある」です。これはポジティブ思考などという類の話ではなく、私自身が何度も経験して実感していることです。  大きなコトを成し遂げる直前には、必ずと言って良いほど「大きな凹み」があります。その瞬間は「もう終わった……。ダメかもしれない……」と思えるぐらい、暗くて長いトンネルのような暗黒期。まるで終わりのない無限ループのように思えるかもしれません。  しかし時を経て振り返ってみると、それこそが人生のターニングポイントと言える出来事だった。多かれ少なかれ、あなたもそんな経験があるのではと思います。私で言えば、音楽を辞めて起業した時や、3年目ぐらいの「売上は順調だけど利益が残らない」状態の時や、ユビケン(一般社団法人まじめに輸入ビジネスを研究する会)の創業期もそうでした。

暗いトンネルは「吸収している時期」

大竹秀明

“クラファン物販の第一人者”の大竹秀明氏

 これまで多くの方を指導してきましたが、いきなりポンポーンとうまくいく方よりも、最初はなかなか進められなくて、トラブルに苦しみながらも諦めずにコツコツ頑張っていく方のほうが、その後、大きく飛躍されていくことが断然多いです。これは気休めではなく、事実としてそうなんです。昔ながらの名言に「苦労は買ってでもしろ」というのがありますが、これって案外科学的なんじゃないかなと、私は思っているんです。  なぜならば、暗いトンネル期というのは「吸収している時期」だと思うからです。植物の一粒の種が、暗い土の中で、水分や栄養素を吸収しながら、静かに養分をため込んでいき、ある臨界点を超えた時、一気に美しい花を咲かせるように。自然界にはバイオリズムというものが確実に存在していて、天気が晴れの日もあれば雨の日もある、体調が良い時もあれば悪い時もある。  安定し続いていくものなどひとつもなく、物事は小さな変化を繰り返しながら進んでいくものです。究極的には神羅万象、あらゆるものは「諸行無常」です。  いまやってることが、未来のより良い自分を作ってくれる。そういうものだと思ったら、がんばる気持ちになれるし、実際がんばれると思います。いま皆さんが取り組んでいることは、必ず未来のあなたを作ってくれるものになります。いつか振り返った時に、頑張って良かったと思う時が、必ずやってきます。思うように進められなくてイラだつことがあっても「今は暗いトンネルの中にいるんだ」と思って走り抜けてください。いつか大きな花を咲かせてくださいね! <TEXT/大竹秀明>
クラファン物販の第一人者。ひとり貿易塾主催。資金力や語学力がない初心者でもクラウドファンディングを活用した貿易物販ビジネスが構築できる「ひとり貿易」を生み出す。累計プロデュース実績22億円/800件以上。その実績が評価され、2019年Makuakeベストパートナー賞を受賞。他クラウドファンディングプラットフォームのパートナーも務める。著書に『1日で1000万円売り上げるクラファン物販の教科書』がある。元ビジュアル系メジャーギタリスト(EMIミュージックジャパン)という異色のキャリアを持つ
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【参考】
税関「初めて日EU・EPAを利用される方へ」(輸入)
JETRO「日EU・EPA解説書
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