デジタル

ゼルダとFF16、“期待の大作”で分かれた明暗。2023年のゲーム業界を振り返る

●アプリゲーム部門

【明】崩壊:スターレイル

(4月26日配信開始/COGNOSPHERE PTE. LTD)
崩壊:スターレイル

SFアニメ風の世界観と奥深いターン制コマンドバトルで世界的にヒットした『崩壊:スターレイル』

崩壊:スターレイル』は『原神』を大ヒットさせた中国のHoYoverseが開発したスペースファンタジーRPG。「星穹列車」に乗った開拓者となって、数々の星を巡っていきます。  冒険心をくすぐるSF世界観と遊び込めるゲーム性、アニメタッチの魅力的なキャラで人気を獲得。2023年登場のスマホゲームでは屈指のヒットとなりました。リリース3ヵ月で世界収益5億ドルを達成したと報じられ、「ゲームアワード 2023」のベストモバイルゲーム部門にも輝いています。

【暗】サクライグノラムス

(2月27日配信開始/マーベラス)  実績あるスタッフを揃え、マーベラスが仕掛けたシミュレーションRPG『サクライグノラムス』。しかし、配信開始から1ヵ月後の3月24日、売上高が想定を大きく下回る推移であることが発表され、その後4月28日にサービス終了となりました。わずか2ヵ月……というのは衝撃的ですが、最近は配信後に火が点かなかった場合、あっという間に打ち切りになるケースが多く、スマホゲームの短命化に拍車がかかっています
次のページ
ゲーム性が評価された『モンハン』初の位置情報ゲーム
1
2
3
4
5
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ