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『モンスターハンターNow』配信1か月で早くも見えた“明と暗”。「課金しないと狩りもできない」の声も

『モンスターハンター』シリーズ初の位置情報ゲーム

9月14日に配信が開始された『モンスターハンターNow』公式サイト

 配信から約1ヵ月が経ち、街でプレイする人を見かけることも多くなってきた『モンスターハンターNow』。位置情報ゲームというジャンルでは、二大巨頭だった『ポケモンGO』と『ドラゴンクエストウォーク』を脅かしつつある存在です。  ゲーム内容は、現実世界で移動して、リオレウスなどおなじみの大型モンスターを狩るハンティングアクション。タップで攻撃、フリックで回避を行い、75秒間でモンスターのHPを0にすれば狩猟成功です。オンラインマルチはありませんが、近くにいるハンターと最大4人まで協力して同じモンスターと戦うことができます。

カプコンの株価を左右する存在に

 実は事前登録者数が500万人に届かず、9月14日の配信開始当初もセールスランキングが振るわなかったため、カプコンの株価が下がるという一幕も。しかし、初のイベント「ディアブロス襲来!砂漠を調査せよ」(9月23日~24日)の後にApp Storeでセールスランキング1位になると、今度はカプコンの株価が急騰……そんな乱高下がありました。配信開始から1週間で500万DLを突破しています。  運営はNianticで、開発はNianticとカプコンの共同。カプコン側の収益にどれだけ貢献するかは読めませんが、位置情報ゲームはその特性から掛け持ちが難しいジャンルであり、ひとたびファンを掴むと息の長いヒットになる傾向があります。国内のセールスランキングでは上位に定着し始めた『モンスターハンターNow』。このまま天下を取れるのでしょうか?  今回は『モンスターハンターNow』がヒットした3つの理由と今後の課題について見ていきたいと思います。
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『モンハンNow』がヒットした理由3つ
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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