誰だかわからんおっさんの重大ニュース、続いての5位は
5位 高井さんプレステ5を中古屋に売りに行くも2万円での買取査定に怒りの保留
高井さん、なんらかの借金の支払いでどうしても5万円が必要だったらしく、数年前に抽選に当たって購入したプレステ5を売る決意をしたらしい。よく覚えてないけど6万円くらいで購入したし、まだまだプレステ5の中古買取を強化している店は多いので、5万円、足元見られても4万円後半くらいで売れるだろうと、自転車の荷台に固定してヒーヒー言いながら持っていったら、ケーブル類がない、箱が破れている、コントローラーに落ちない汚れ、ということで2万円の買取価格を提示されたらしい。あまりの怒りにまたヒーヒー言いながら持って帰ったらしい。
4位 高井さん、Vtuberに投げ銭をするも、コメントを読まれない
すげえ怒っていた。っていうか投げ銭するくらいならそれを借金の返済にまわした方が良い。その後、クレジットカード停止により投げ銭できなくなったと言っていた。
3位 高井さん、地元福島に凱旋
30年ぶりくらいに生まれ育った福島の奥地に凱旋帰郷したらしい。凱旋とは聞こえがいいけど、話を聞いていると単に母親に金の無心をしにいっただけみたいだ。すでに年金生活となっている母親に金の無心をする高井さん、「俺に死角はない」となぜか誇らしげだった。
2位 高井さん、内緒で実家がなくなっている
実家があった場所は小綺麗な住宅地になっており、実家は跡形もなくなっていたらしい。高井さんの姉に連絡したところ、かなり前にお母さんごと転居しており、もう連絡してくるなと言われたらしい。絶縁だ。
「まさか実家が無くなってるとはね、死角はあったわ」
と、さすがにしょんぼりしていた。
本当にどうでもいい高井さんのニュース、堂々の第1位は
ちなみに高井さんの理論によると、実家があった場所が新たな住宅になっているならまだいいけど、新興住宅地の隅にある小さな公園になっていたらしい。家になるならまだ分かるけど公園だよ、公園、遊具がボインボイーンとなるゾウの乗り物1個しかないの!とよく分からない怒り方をしていた。
1位 高井さん、失踪
本当は「Vtuberに投げ銭するも無視される(14日ぶり2回目:すごい怒り)」がランクインしていたが、その後、高井さんが「住み込みで働ける場所を探す。借りた5万円はいつか返す。誰かが俺を探しに来たら死んだと言ってくれ」と言い残して連絡が取れなくなったため、急遽、これを1位とした。
さて、高井さんはいまどこでなにをしているかはともかく、このようなニュースが上がってくる時点で高井さんの2023年が激動であったことが伺える。せめてどこか安息の地を見つけ、穏やかな2024年を過ごせるよう願ってやまない。
あと、僕の5万円を返して欲しい。
皆さんの2023年はどうだっただろうか。自分が関心をもった重大ニュースを是非とも振り返って欲しい。そして2024年、皆さんの1年が良い年でありますように。
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テキストサイト管理人。初代管理サイト「
Numeri」で発表した悪質業者や援助交際女子高生と対峙する「対決シリーズ」が話題となり、以降さまざまな媒体に寄稿。発表する記事のほとんどで伝説的バズを生み出す。本連載と同名の処女作「
おっさんは二度死ぬ」(扶桑社刊)が発売中。3月28日に、自身の文章術を綴った「文章で伝えるときにいちばん大切なものは、感情である 読みたくなる文章の書き方29の掟(アスコム)」が発売。twitter(
@pato_numeri)