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お台場「ヴィーナスフォート」の今。開館から25年、改めて“最先端の施設”に生まれ変わる

テーマパークは場所ではなく「思想」のこと

テーマパークというと、私たちはどうしても、ある敷地内にある、遊園地の延長線上のようなものを思い浮かべる。実際、これまでの本連載「テーマパークのB面」で扱ってきたのも、そのような場所がほとんどである。 しかし、ディズニーランドが作り上げた「テーマパーク」というものは、場所を示す言葉だけでなく、むしろその場所の演出の仕方や作り方そのものを表す「思想」といってもよいものになっているのであり、それは現在、全世界に広がりつつある。このことは案外、意識されていないことだろう。しかし着実に「テーマパーク的なるもの」は全世界に広がりつつあるのだ。 <TEXT/谷頭和希>
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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