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“ジャニーズものまね芸人”が不幸のどん底に…仕事ゼロでも「改名するつもりがない」確固たる意志

順風満帆かと思いきやコロナ禍に突入

ジャガーズ

コロナ禍の影響は大きかった

 芸歴18年目にしてつかんだ栄光により、ようやく芸人として一人前になったジャガーズ。仕事も右肩上がりに増えていたタイミングに訪れたのがコロナ禍だった。2020年から仕事は激減してしまう。 「コロナ禍で大打撃を受けました。けど、それは僕らだけに限ったことではなく世界中がそうでしたから仕方のないことです」  そう割り切りながら耐え忍ぶ日々が続き、2023年からようやく行動制限がなくなったことで、気持ちも一新して頑張り始めていた。 「2023年になってコロナ禍が明けたという風潮になり、仕事の依頼も戻ってきはじめていたので、戻ってきているなあという感覚がありました」

性加害問題に加え、事務所の社長が…

 明るい兆しが見えてきたタイミングで、ジャガーズの存続を揺るがす事件が発覚した。それがジャニー喜多川氏の性加害問題に端を発する一連の旧ジャニーズ事務所の問題だ。 「今までもうわさレベルでは聞いたことはありましたが、今回は何かちがうぞという感覚が芽生えました。ショーパブでも『〇〇するジャニーズジュニア』とものまねのタイトルを言うと一瞬不穏な空気を感じるようになりましたが、ネタ自体はウケていたので当時はあまり心配していませんでした。その後はどんどんと大きく報じられるようになり、被害者の会の方々が会見をされた頃には僕たちも向き合わなければならない問題なのではないかと感じながらも、まだまだ混乱しているような状態でした。そうこうしているうちに、1つ2つと決まっていた仕事がなくなっていき、自分たちの仕事に関わる問題であることを認識してやばいって思うようになりました」  そのタイミングでジャガーズに、さらなる不幸が訪れることになった。 「その問題が大きくなって世間でも騒がれている頃に、僕らが所属する事務所の社長が亡くなったんです。事務所のお笑い部門は社長を中心にやっていたので、亡くなったことでお笑い部門が解体されることになり、必然的に僕らはフリーの立場になってしまいました
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決まっていた仕事が白紙に…
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