“ジャニーズものまね芸人”が不幸のどん底に…仕事ゼロでも「改名するつもりがない」確固たる意志
2023年はコロナウイルスの流行による行動制限もなくなり、5月には5類感染症へと移行された。それに伴って人々の行動も活発化していき、明るい兆しを感じた人が多いのではないだろうか。WBCで優勝した野球を中心にスポーツ界が明るい話題を提供してくれた印象のある2023年だが、継続する戦争や多発する強盗など暗いニュースも絶えず聴くことになった1年だった。
そんななか芸能関係では、旧ジャニーズ事務所の問題が大きく世間を騒がせた。被害者やファンは大きく翻弄されるなか、テレビを中心に各メディアにも対応を迫られることなり、その影響は所属タレントにも及んだ。2023年の重大ニュースに挙げられるこの事件で、当事者以外で人知れず甚大な被害を受けた人物がいた。
「あれ以来、みるみるうちに仕事がなくなっていって……。それでスケジュールが真っ白の状態になりました」
そう語ったのは、旧ジャニーズ事務所の所属タレントやジュニア(旧ジャニーズJr.)のものまねを生業とするものまね芸人ジャガーズのちーやんだ。彼らはこれまでどおりに真面目に芸を磨きながら全国各地の営業を精力的に行っていたというが、その事件が大きく報道されるようになった2023年の夏から影響が出始めて、年末にはとうとう仕事がゼロになってしまったという。
一体全体、彼らに何が起こったのか。本人たちを直撃し、詳細な内容を聞いてみた。
1997年に結成したジャガーズは兄のちーやんと弟のジャガーともひろがコンビを組み、ショートコントを中心したお笑い芸人だった。
「僕らの結成は1997年で、芸歴でいうと27年目ですかね。兄のちーやんが20歳で、僕が15歳のときに始めて、当初がコントをやっていました」
そう説明した弟のジャガーともひろは、結成当時のことを振り返った。
「その当時からジャニーズのことは好きで応援していましたが、ネタにはほとんどしていませんでした。まれにコントのネタにしていたことはありましたが、あくまでもコントであってものまね芸としてはやっていませんでした」
そのように芸人として下積み時代を送っていたジャガーズの2人は、ある出会いによってものまね芸人として転身するになる。
「ホリくんとの出会いがきっかけですね。そこからものまねに触れる機会が増えました。ホリくんのレパートリーに木村拓哉さんがあるじゃないですか。声は似ているのですが、動きは似ていなかったんですね。そこでファンとしてよく見ていた僕らが、動きとかダンスを教えることになったんですよ。そうしているなかで、ちょっとした動き方とかがウケることに気がつきました。そこで“動きものまね”としてジャニーズのネタとしてやってみることにしたんです。すると、オーディションにも受かるようになるまで評価され、『エンタの神様』とかにも出演できるようになりました」
芸歴27年目。結成当時ものまねはしていなかった
“動きものまね”で『エンタの神様』に出演
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