ホスト初日の売り上げが「4000万円」歌舞伎町で話題の“二刀流ホスト”を直撃「ホストをやる以上は日本一を目指したい」
ここ最近、“眠らない街”で話題を集めているのは、ホストの夜野仁さんだ。なんと働き出した初日の売り上げが「4000万円」だったというから驚きである。
表の顔は税理士法人代表。そして、サイバーセキュリティ会社の経営者、そのほかにもいくつかの会社を経営しているうえ、一般社団法人曙会では青年部部長を務めており、社会奉仕活動として困窮者の相談事業にも携わる。若干32歳ながら、表社会で成功を納めているのは一目瞭然だ。一体なぜ、そんな男性がホストデビューし、“二刀流”になったのだろうか。本人を直撃した。
ーー単刀直入ですが、夜の世界で働きはじめた理由を教えてください。
夜野仁:歌舞伎町の大手ホストクラブグループさんにフランチャイズの新店舗開店があった際、そこの社長さんから店舗の税務を依頼されたんです。新店舗の立ち上げでは、キャストさんの不足や売り上げ面が大変という話から、少し冗談っぽいノリで「よかったら、ホストとして少しでも働いてくれませんか」と誘われたのがきっかけです。
税理士としてホストやバー、キャバクラといったお店の顧問を引き受けていました。その際に、水商売は大変な仕事だと感じており、夜の業界にリスペクトがありました。また、水商売関連の税務をやっている上で、その仕事をもっと深く理解したいという気持ちから、「僕でよければ」とお返事しました。
ーーホストのお仕事は初めてとのことでしたが、たとえばバーなどでバイトをしたことはあったのでしょうか?
夜野仁:いえ……。水商売の経験は全くナシです。居酒屋でのバイト経験とかしたことないんです。接客業といえば、丸亀製麺だけですね。夜のお仕事は、スーパーのレジや品出し、パチンコ店の深夜清掃してました。社会人になってからお客さんとして、キャバクラや新宿2丁目、ホストクラブなどに遊びに行き、いわゆる“夜の業界”に触れました。
ーーなるほど。夜の業界は社会人デビューだったのですね。ちなみに、独立するまではどのようなキャリアを?
夜野仁:大学院を卒業した後、税理士事務所に勤務。働きながら税理士試験を受け続けて、すべての科目で合格となりました。税理士登録をしたのは約2年前で29歳のとき。税理士登録とともに独立しました。
ーーそして、税理士事務所の開業によって、より深く夜の業界と触れ合うことになっていくのですね。
夜野仁:はい。そうなんです。僕が税理士になり、1番最初に顧問をさせていただいたのはニューハーフバーでした。水商売や風俗に強い税理士事務所にしようという思いもあり、現在、うちの税理士事務所は水商売の方からの依頼が多いです。税務相談を受けていると、自ずとその企業さんや店舗さんの財務を見ていくようになります。僕自身、サイバーセキュリティ会社をはじめ、他の会社も経営しているので、経営者の方や店長さんから、経営についてのアドバイスを求められることも増えてきまして。思い切ってホストの仕事を引き受けたのも、水商売を経営面からも理解する必要性を感じ始め、そういった部分の知見を広げたいと思ったんです。

夜野仁さん
なぜ、ホストになったのか
税理士事務所の開業とともに、夜の世界に飛び込む
性風俗、女性問題、金融犯罪などを中心に取材・執筆するフリーライター。性とお金に対する欲望と向き合う人間のフィールドワークがテーマ。ショークラブダンサー等を経て、未婚で1児を出産後、結婚。3児の母。高齢者の性を取材・執筆した『ルポ 高齢者のセックス』(扶桑社)など著書多数。性の仕事に対する差別や偏見解消に取り組む一般社団法人siente代表。
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