仕事

「ママごめんね」職場の冷たい視線を感じて…超マザコン新入社員が下した“大きな決断”

 時代が進むにつれ親子の関係性が密に感じる人も多いでしょう。それは、世の中が豊かになったからなのか、それとも少子化の影響なのか。今回話を聞いたのは、社会に出て自分たちの親子愛が尋常じゃないことに気づかされた母親と息子のエピソードです。
マザコン

※画像はイメージです

一人っ子で母親が好きな若者

 自称超マザコンの横堀たすくさん(仮名・23歳)。大学生活の大半をコロナ禍の影響で満足に過ごせなかったようですが、地元の食品製造会社の営業部に就職することができました。 「ほんと、ついてませんよね。大学のキャンパスに出向いたのはほんの数えるほどです。ほとんどの授業はリモートで、サークルには行けず、飲み会もなく、あまり良い思い出はありません。でも、なんとか地元で就職でき、今は希望に満ちあふれています」  そんな状況だったからなのか、たすくさんは1日の大半を母親と過ごすことが多かったそうです。 「自分で言うのも恥ずかしいのですが、母のことが大好きなんです。僕のことを一番理解してくれますし、母も僕といたら一番幸せって言ってくれます。あと、クルマの運転がとても上手なのはかなり尊敬しています」

順調な社会人1年生と少しの悩み

 勉強熱心で負けず嫌いなところもあるたすくさんは、入社してからも他の同期より早めに出社して販路拡大に意欲的に取り組んでいました。 「営業って、商品をどれだけ売ってナンボだと思うんです。だから、少しでも多く売れるようにいろいろ工夫することが性に合っていました。おかげで、販売実績は常にトップでした。ただ、1つだけ悩みがあって、それは今まで一度も彼女ができたことがないんです。そろそろ欲しいかなって、最近特に思います」  同期や地元の友達とかとのコミュニケーションは全く問題なく、むしろたすくさんは場を盛り上げることも上手。周りからも慕われているといいますが、恋愛対象とみられることがことごとく少ないのだそうです。
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気になり出した周囲の視線
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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