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サウナブームに疲れた人は「街の銭湯」に行くべし。令和では珍しい「怒ってくれるおじさん」も

今の時代には珍しい「怒ってくれるおじさん」も

風呂桶 ただ、注意していただきたいのは銭湯には常連さんが多いので、お風呂に入る上での最低限のマナーを守ってください。 例えば、 ・脱衣所や浴室では大声で喋らない ・湯船に浸かる前に体を洗う ・使った椅子や風呂桶は元の位置に戻す  これらのマナーは壁などに貼ってあるのでチェックしておいてください。  余談ですが、私は以前、銭湯でこんなシーンを目撃しました。  若い子たち(中学生くらい)が何人か入ってきて、驚くことにバスタオルを巻いた状態で湯船に浸かろうとしていたのですが、すぐに常連のおじさんから「こら! ダメだろ! 家で教わらなかったのか!」と怒られていました。  また、大学のラグビーチームらしき若者たちが、風呂桶と椅子を戻さずに出ようとしたところ、これも常連のおじさんに「使ったものはちゃんとしまおうな、それがスポーツマンとしてのマナーだろ!」と言われ、先輩らしき人物が号令をかけて、慌てて片付けていきました。  街の銭湯には、今の時代には珍しい「他人に対して怒ってくれるおじさん」が多いので、ある意味でマナーを教えてくれる場としての良さも感じてしまいます。

「かち割り氷」を頬張りながら湯船に浸かる

氷 さて話を戻しますが、銭湯に入る際に持っていきたいのが飲料水です。  これはサウナでも同じなのですが、少しぬるめのお湯にゆっくり浸かると体の芯まであたたまるのですが、そのぶん汗をかいて水分が不足してしまうので、それを補うためにこまめに補給をすることが大事です。  長風呂で汗をたくさんかいて「体重が減った」と喜んでいる方がよくいるのですが、それは水分が抜けただけなので、あまり意味がありません。  私の場合、コンビニなどで売っている「かち割り氷」を持っていき、口の中で頬張り、飴のように舐めながら湯船に浸かったりしています。体が熱くなるにつれて口の中で溶けていき、とても美味しく感じるのです。それが水分補給にもつながるので、まさに「一石二鳥」という感じ。  サウナも良いのですが、昔ながらの「街の銭湯」にも情緒があって良いので、週に1度くらいは癒やされに行ってみてはいかがでしょうか。ただ、前述のようにくれぐれもマナーを守ってくださいね。常連のおじさんに怒られてしまいますので(苦笑)。 <文/倉科典仁>
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914
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