更新日:2024年06月04日 16:38
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<漫画>現役グラドルがパパ活の“買う側”に覚えた違和感。「買うあなたも当事者なんじゃないですか」

「他人事」のように話す“パパ”達

――先ほど、パパ側の人も会っていると話していましたが、どういう人が多いんですか。 渡辺:私が会ったのはすごい普通というか、むしろちゃんとされてた方でしたね。ビシッとスーツを着ていて、外資系企業に勤めていると言っていました。アプリに登録している理由としては、「若い女の子と話がしたい」と。職場が男性ばかりで若い人もいなくて、でも結婚していて、奥さんも子供もいて、自由に遊べなくて癒やしがほしい……みたいなところが動機でしたね。ただ、話を聞いていて、違和感を覚えることがあって。 ――「違和感」とは? 渡辺:どこか「他人ごと」みたいに話すんですよね。「いやあ、今時の子は大変だよね」というように。いつの時代も、売春の問題がメディアで報じられるとき、売る側、女性のほうだけがクローズアップされてるのは非対称性を感じるというか、男性側に何の責任もないのかって言ったら、そうじゃない。「買うあなたも当事者なんじゃないですか」って思っちゃうんですよね。 ――この話題自体、すでにカジュアルになりすぎているんでしょうね。 渡辺:以前は「援助交際」という名前で、アングラな印象はあったんですけどね。『スワイプ』に関しては、 私自身、「これらは全てフィクションです」っていう前提で打ち出しているので、この漫画を通じて何か社会に訴えたいことがあるわけではありません。でも、このセンシティブな題材を、エンタメとして消費するだけになってしまうのは良くないということも理解しています。漫画とは別に、社会問題としての「パパ活」について、自分自身がもっと考えを深めていかなくてはと思っています。 <取材・文/東田俊介>
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大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ

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