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髙橋ひかる、モラハラ男子に「引っかかるタイプだと思います(笑)」と話すワケ

モラハラ男子に引っかかるタイプ

ドラマ『顔に泥を塗る』 髙橋ひかる――ちなみに、髙橋さん自身が、ハルくんのようなモラハラ男子に引っかかってしまう可能性はなさそうですか? 周りからは「騙されそう」ってすごく言われているので、引っかかるタイプだと思います(笑)。私はあまり人を疑うことなく生きてきたので、なにか違和感を覚えたとしても、いい方に勝手に汲み取っちゃうんですよね。ハルくんにはハルくんなりの事情があってこういう言動をしているんだろうなって、勝手に組み立ててしまうというか。 だから、美紅を「昔の自分を見ているようだ」と言いながらも、人間の軸として変わらない部分があるなということは、今回の作品ですごく感じました。同じ関係に陥ってしまったら、私も美紅みたいな行動をとっちゃうだろうなというのはありましたね。 ――ちょっと心配になってきました(笑) だからこそ、(高倉)イヴくんのように、正してくれたり、見守ってくれる人が身近にいることはすごく大事だなと思いました。 ――実際、髙橋さんの周りにもそういった存在はいますか? 影山優佳ちゃんですね! すごく頭が良くて、周りのこともよく見ているけど、ちゃんと温かいハートを持っていて……本当にリスペクトしている頼れる友達です。前に友人関係でちょっと悩んでいたときに、影ちゃんに相談したこともあるくらいなので、それこそ、実際にハルくんとの関係性があったとしたら、私はずっと影ちゃんに相談してると思います(笑) ――影山さんの助言があったら、思い直せそうですか? 最初は絶対にできないと思います(笑)。でも、美紅もだんだんと違和感が募っていって気づけたので、「ひかるがそう思うならそれでいいと思うけど、自分はこう思うよ」って、負けずに正していってくれる人がいたら気づくことができるんじゃないかなと思います。そう言ってくれる存在は、すごく貴重だと思いますね。 ――影山さんは、はっきり言ってくれそうですもんね。 そうですね。この業界は特に自分をしっかりと持っている人が多いですし、周りにちゃんと意見をいってくれる人いることがすごくありがたいなと思いますね。私は割とクルクル変わってしまう方なので(笑)。そういう意味でも、今回のドラマは私にとっても学びがたくさんありました。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。

芸能生活10周年「変わったけど変わってない」

――そして、髙橋さんは今年、芸能生活10周年を迎えました。美紅の話にも関連するかもしれませんが、ご自身はこの10年間で変わったと思いますか? 良くも悪くも、変わってないなという部分もありますけど……変わりましたね。変わってないなというところは、なんだかんだ、周りからどう見られるか気にしてしまうところ。ただ人に見られるお仕事なので、そこはうまく付き合っていけているなという感じはしています。 一方で変わったと思うのは、バラエティにたくさん出させていただいて、明るく発言をしているところ……というか、そう見られたりするようになったところですかね。 ただ、それも「これが求められてるだろうな」とか、「ここで笑ったら場面がちょっとでも明るくなるかな」とか意図を持ってやってることであって、結局のところ根幹では変わってないと思う部分の方が多いです(笑)。 それは、最近バラエティの出演を減らしたことで、改めて感じたんですが、「結局、人間って変われない」と思っている部分はあります。私は表舞台に出る環境に身を置いたことで変わった部分があるけど、その環境がなくなったらたぶんまた戻ると思います。だから、変わったけど変わってないんじゃないかなって。
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抱いていた「仕事が広く浅くなっている気がする」という悩み
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