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「健康診断をサボり気味の人」のほうが長生きできる!? “正常値の維持”にメリットはない

眉ツバものに思える健康法でも試してみる価値はある

ヨーグルト また和田先生は、「逆に言うと、一見眉唾モノだと感じるものであっても、試しもせずに『意味がない』とか『効果がない』と決めつけてしまうのはもったいないと思う」とも言います。  疑いながらもとりあえず試してみると意外にも自分に合っていて、一日元気に過ごせるとか、抱えていた健康上の問題がうまく改善することもあり得ます。  和田先生自身も「ヨーグルトを食べるときにターメリックとシナモンとコリアンダーをかけて食べると血管が若返る」という話を聞いて、半信半疑ながらもとりあえずしばらく試してみたら、血管年齢が以前より20歳ほど若返ったそうです。  それの効果なのかはよく分からないそうですが、なんとなく気分もいいし、体に悪いものでもなさそうなので、そのまま続けているとか。

今心がけている健康ルーティンがベストだとは限らない

「年齢を考えると、日々の体調なんてまあこんなものだろう」などと、低め安定の体調に慣れきっていないでしょうか? 「毎日の過ごし方を少し変えてみるだけで、もっと元気に過ごせる可能性はおおいにあります」と和田先生。  簡単に諦めたりせずに、今日よりも元気な明日を欲張ってみることこそが、いくつになっても元気でいられるコツなのです。  今日とは違う明日のためには、もちろんなにかを変える必要がありますが、手っ取り早いのは、自分なりの毎日のルーティンに少し変化を与えることです。  例えば朝食前の散歩の習慣は確かに健康的ですが、人によっては、朝ではなく、夕方に散歩するほうが夜もよく眠れて、より体調がよくなるということに気づくこともあるでしょう。  もちろん場合によっては、かえって体調が不安定になったり、やっぱり朝の散歩のほうが気持ちいいなと改めて感じたりすることもあるかもしれませんが、その時は元に戻せばいいだけです。
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本当にいい医者がどうかを判断するのもあなた自身
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1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。 東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、 現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。 高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。 ベストセラー『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)など著書多数。

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