更新日:2024年09月29日 14:03
仕事

時給は1円も上がらないけど…スタバ店員の「黒いエプロン」が持つ“実はすごい秘密”

ブラックエプロンのすごいところ

 何を隠そう私も黒い女でした。私が獲得したのは10年も昔のこと。当時は、ブラックエプロンは1店舗に1人いたらすごいと言われていた。というのも、当時の合格率は3%だったから。え、私すごくないか……!
スターバックス

私のブラックエプロン

 私は暗記が苦手だったので、半年間も泥臭い反復学習をした記憶がある。勉強量もすごいのだが、それよりもはるかにすごいことがある。  それは、ブラックエプロンを獲得しても、時給は1円も上がらないという点。ネーム入りの黒いマイエプロンがもらえる。よくよく考えるとそれだけなのだ。それでもスタッフは愛が止まらずテストを受ける。 スターバックス 今でも私がエプロンを捨てられないのは、あの頃の努力をしていた自分の象徴だからである。中には黒いエプロンを付けることがステータスだと思っているスタッフもいる。ゲーム感覚で知識を楽しんでいるスタッフもいるだろう。何が原動力なのか、人それぞれなのだ。ちなみに私は、「黒エプロンは体が細く見えるから」理由はそれ一択だった

合格率は1割弱

 日本で一番合格率の低い国家資格は司法書士だそうだ。2023年の司法書士は1万3372人の受験者に対し、合格者は695人。それすなわち合格率は5.19%。そして、ブラックエプロンのここ数年の合格率は約8%。この合格率は公認会計士レベルなのだとか。ひゃー。  だが、そもそもブラックエプロンを獲得するにはスターバックス®︎に入社、在籍していなければならない。地域によっては、「全然採用されない!」で、有名なスターバックス。それでいうと、日本一難しい資格といってもいいのではないだろうか。
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1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。Instagram:@sakaguchiyuko___

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