20代の女の子は20代の男の子と恋愛したいのが自然で当たり前のことです。では、キムタクでも竹野内豊でもないただの50代が20代男性とまともに張り合うにはどうしたらよいか。簡単です。札束で勝負してください。 　50代男性にあって、20代の男の子にないものは札束です。オトナの力ってもんを見せつけてやりなさい。 　経験値？そんなもんはピッチピチの20代の前では無価値です。「教えてあげよう」と、おじさんらしく説教でもするおつもりですか？ よしなさい。 　おじさんはおじさんらしく、20代の男の子には到底手に届かないような、わかりやすくお金のかかるデートで勝負しましょう。例えば、私は20代の頃、お客様のマクラーレンでデートに出かけるのが好きでした。もちろん私は助手席です。 　三宮でお買い物をして、ディナーは神戸牛、朝食用にお土産も買ってもらって帰宅、という具合です。 　若い女の子との恋愛は「お買い物」だと割り切ることです。身の丈以上の恋愛にはお金がかかるのは当然です。皆さんは「50代」というハンデを負っていることをお忘れなく。 　良いか悪いか、正しいか正しくないかはいったん横に置くとして、既婚男性ってモテますよね。特に愛妻家で子だくさんな男性ほどモテます。「熟した男性のフェロモンに惹かれる〜」なんてことは稀というかほとんどゼロですが、一部の女の子は男性の父性に惹かれるのかもしれません。 　けして妻子を軽んじることなく、むしろ家庭最優先の男性ほどモテている印象です。後ろめたさもセットで楽しむ恋愛なのかな。その辺は私にはちょっとわかりません。 　反対に、いつまでも20代みたいなつもりで甘酸っぱい恋愛をしている50代には「いい加減にしろ」と言いたくなります。 　20代の頃、40～50代の未婚男性に爆モテしていた時期があったのですが、シワクチャのおっさんに「結婚を前提に……」「君との将来について真剣に考えている」と迫られたときは、心底ゾッとしました。 　 　20代のキャバ嬢、ホステスと恋愛をしている50代男性を見ていて「若いな」「イケメンだな」と感じることはほとんどありませんが、皆さん一様にずば抜けて清潔感があります。 　眉毛や鼻毛、耳毛まで伸び放題でとんでもないことになっていたりなんて当然しないし、むしろ「ヒゲは医療脱毛をしている」と、ツルツル肌を自慢してくれます。歯科クリニックに定期的に通って虫歯・歯周病予防、さらにはスポーツ、食事制限で体型の管理も徹底していらっしゃいます。 　キャバ嬢、ホステスのお世辞を真に受けて「年齢よりも若くみられます」と胸を張っていたりしません。ご自身の加齢を客観視し、清潔感を保つための努力を怠りません。