更新日:2024年12月21日 17:01
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ドウデュース「出走取消」で混戦ムードに。“東大卒の予想家”が「勝負のカギを握る4頭」を徹底解説

3強に割って入る可能性のある穴馬は?

ジャスティンパレス

“3強”に割って入るのはジャスティンパレス?

——となると、ベラジオオペラもそこそこ人気を集めそうですし、堅い決着になると……。穴馬を1頭だけでも挙げられますか? 鈴木:うーん。強いて“3強”に割って入る馬を挙げるとすれば、ジャスティンパレスですかね。 ——去年の有馬記念で1番人気4着だった。あの時も最後はいい脚を使っていました。ただ、その後の成績を見ると頭打ちでは? 鈴木:前走のジャパンCは5着に負けていますが、内容は悪くなかったですよ。後方から差し切ったドウデュースは別として2~4着はいずれも前に行った馬。そんな中、ジャスティンパレスは中団から切れ負けしての敗戦でした。そういう馬が有馬記念では来るんですよ。前走はドウデュースに次いで2番目に強い競馬をしていたと思っています。 ——ちょっと人気が読めないですが、4番手はジャスティンパレスがオススメということですね。 鈴木:強いて挙げるとすればこの馬です。 ―――わかりました。心は決まりました!

東大卒の頭脳を借りて勝負

 話は逸れるが、私、中川大河は競馬観戦歴約35年の“ベテラン”。しかし、予想下手であり、大の馬券下手である。  基本的には大穴狙いで、上位人気馬を疑うところから予想を始める。今年のJRA・G1で的中したのは日本ダービーの三連複と宝塚記念のワイドくらいで、この秋はスプリンターズSから朝日杯FSまで連戦連敗の大スランプ(平常運転)に陥っている。  そこで、意を決して借りることにしたのが、私の“2倍近い偏差値”を持つ東大卒・鈴木氏の頭脳だ。普段の私ならディープボンドあたりに「◎」を打つだろう。  しかし、今回はこの秋のG1で絶好調の鈴木氏に乗ってみる。本命ダノンデサイルを1着に固定した三連単フォーメーションで大勝負することにした。  12月22日(日)15時40分発走となる第69回有馬記念。果たして、どんなドラマが生まれるのだろうか。 【鈴木ユウヤ氏 プロフィール】 東京大学卒。編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xやブログ『競馬ナイト』で発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。 取材・文/中川大河
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
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