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筑波大進学の悠仁さま“クルマで通学”は現実的?「電車通学と比較すれば圧倒的に…」都内在住の筑波大OBが進言

電車通学のデメリット

三菱プラウディア

著者が当時乗っていた三菱プラウディア。このクルマで通学したこともある

あくまで、悠仁さまが東京から通われるという前提で話をすすめますが、仮に電車で通学した場合は、どういった順路になるでしょうか。 赤坂御用地から筑波大学方面に向かうには、信濃町駅経由で秋葉原まで13分程度。そこからつくばエクスプレスで一気につくば駅に行けるため、信濃町駅からの所要時間は1時間25分程度であります。 しかしながら、つくば駅に到着したあと、生物学類がある第二エリアに向かうためには、バスに乗って「第三エリア前」で降りる必要があります。それを含めると、ざっと20分程度が必要になり、結局のところ、電車を使った場合の所要時間は、赤坂御用地から信濃町駅に向かう時間も含めると2時間近くになると思われます。 そして、電車で通学する場合に厄介なのが混雑であります。朝の時間帯の電車といえば、「上り」は混みますが、「下り」はガラガラという印象があります。しかしTXは、朝の時間帯でも「下り」が混むのです。特に、南流山から守谷あたりの区間が混雑し、警備を行うのが大変だと思われます。 また、最も混むのがつくば駅から大学に向かうバス。特に、1限の授業に向かう時間帯は、混雑し、ぎゅうぎゅう詰め状態であります。そういった経験から、学生時代の私は電車で通うのはあまりに快適でない、と思いクルマで通うことにした次第であります。

クルマで通うことのデメリット

クルマで通うことの最もなデメリットは、交通費です。ガソリン代と高速代を考えると、つくば周辺にアパートを借りるのと同じぐらいの金額になってしまうでしょう。とはいえ、アパートを借りたならば、長期休みの期間でも家賃がかかるため、1年間という意味では東京からのクルマ通学は、アパートを借りるよりも安いといえます。 ちなみに、秋葉原からつくばまでは距離が遠いため、電車で通った場合でもそれなりに金額がかかります。秋葉原からつくば駅までの定期料金は、学割(大学生)で1ヶ月約2万8000円。クルマ通学だとその倍といったところですが、アパートを借りた場合は更にかかるため、なんだかんだ“東京からクルマで通う”というのは「時短」「快適性」「料金」のバランスが良いといえます。 ただし、稀に交通事故による渋滞が発生した場合は、1限に遅刻するというデメリットがあります。常磐道においては、事故渋滞はほぼ起こらないのですが、東京から常磐道に接続するまでの首都高や外環道で、稀に事故渋滞が発生します。 その場合、常磐道までの迂回ルートが乏しく、1限開始時に間に合わない、場合によって2限開始時間ギリギリに到着ということがあります。 もっとも、事故渋滞が起きる確率は、1学期あたり数度といった具合。1限に遅れる可能性はありますが、その授業の単位を落とすほど「頻繁に遅刻」となるわけではありません。 ただ、筑波大学から東京方面に帰る場合(上り方面)は、下り方面よりも時間がかかるでしょう。とはいえ、首都高6号線の渋滞は私が通っていた2013年頃よりは緩和されているため、以前よりかかる時間は少ないと思われます。 もっとも、多少時間がかかったとしても、「1限に間に合わない」といった緊迫感もないため、ストレスにはなりません。また、授業が終わった後、友人宅に遊びに行ったり、課題をするなどして、夕方の混雑時を避けて帰るという手もあります。
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クルマでの通学はメリットがいっぱい
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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