道端に落ちている500円玉「拾う/拾わない」の答えでわかる“投資の適正”。10億円投資家が詳説
投資で成功するために、「絶対に負けない無敵」を目指すと語るのは、東京23区の中古ワンルームマンション中心に不動産投資を展開、38戸の物件を所有し、資産額10億円、年間家賃収入4000万円の個人投資家・村野博基氏負けない無敵状態になるために、重要なのは「選択するための『判断軸』が大事」と語ります。資産を築くために、絶対に押さえておきたい投資の法則。今回は「投資における判断基準」と「判断基準を磨くための方法」を村野氏が語ります。
投資で成功して資産を築くために必要なこと。私が成功の法則として挙げるのは、「常に自分自身の『判断軸』を持つこと」です。
突然ですが質問です。道を歩いていたとき、道端にポツンと500円玉が落ちていたとします。辺りにはあなた以外誰もいません。落としたと考えられそうな人も周囲には居ません。こんな状況に出くわしたとき、あなたは拾いますか?
有無を言わさずネコババして自分の財布に入れる方も居るかもしれません。一方で、正義感の強い方は、拾って警察に届けるかもしれません。ちなみに私の答えは「拾わない」です。拾って警察に届ける手間や、くすねようとして見つかったときの面倒さなどトータルで、得られるメリットと支払うコストを考えたら見合わないので「拾わない」のです。
ちなみに、同様に「拾わない」と答えた方に追加で質問です。
1万円なら拾いますか? 10万円なら拾いますか? いくらなら拾いますか?
警察に落とし物を届けた場合、3か月以内に落とし主が現れたらお礼に1割の額を受け取れる権利が生まれます。落とし主が現れなかった場合には3か月後に全額受け取ることができます。拾って警察に届けないでいると、窃盗罪と見なされるケースもあります……。
個人的には「1万円ならば拾って警察に届けるかなぁ」がこの質問に対しての回答です。ただ、私自身はこの手の問いに正解はないと思います。判断軸はその人の状況などによって変わりますし、永遠不変ではないと思います。例えば私は「1万円なら拾う」と回答しましたが、もしその時トイレに行きたかったとしたら、恐らく拾うことは無いでしょう。一方で、次の待ち合わせまでに1時間以上あってものすごく暇だった場合、500円でも拾うかもしれません。むしろ大切なのは、シチュエーションを想像して「どうするか?」を考えること。「どんな状態になったら自分は拾うのか?」を考えてみましょう。そうやって自問自答することで、自分自身の判断基準を磨くのです。人生は判断の連続です。そして、判断するのは本当に大変なのですが、軸があると楽に物事を進められます。
投資脳検定クイズ「道端に500円玉が落ちていたら?」
自分自身の判断基準を鍛えよう
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1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち16区に計38戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。著書に『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵"不動産投資法』(アーク出版)
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